November 02, 2018

東京オリンピックの男子体操は4‐3‐3の厳しい争いになる

現在、カタール‣ドーハで世界体操選手権が開催されているが、男子の世界選手権の予選の競技方法は、5-4-3(チーム構成5名、各種目4名が演技し、チームの得点は演技した上位3名の得点の合計)、これが決勝では5-3-3(チーム構成5名、各種目は3名が演技し、そのすべてがチーム得点となる)の方法が採られている。

この場合、5名のチームにオールラウンドの選手とスペシャリストの選手を混ぜて編成ができる。
そして、オールラウンドの選手も決勝で、6種目すべてに出場するのではなく、個人総合や種目別を鑑みながら、種目を減らすこともできる。
これまで、五輪や世界選手権で常に6種目を演じてきた内村航平が、今大会は怪我により、4種目に留まった。
では、今回のドーハ世界選手権で、団体決勝に出場した8か国40人の選手のうち、6種目に出場した選手は何人いるか?
答えは米国のサム・ミクラクSam Mikulakただ一人しかいない。

では、五輪の体操はどのように行われているか。
五輪でもロンドン、リオデジャネイロとこの5-3-3が採用された。
ロンドン、リオデジャネイロ五輪は、世界体操と同じ予選5-4-3、決勝5-3-3だったが、2020年の東京五輪は、4-3-3で行われる。

Taiso2018

つまり、各国ともにチームは4人。そのうち各種目3人ずつが演技をし、そのすべてが得点になる。
日本や中国、ロシアのような選手層の厚い国は、4名の代表を絞り込むのが難しくなるだろう。
また本番では失敗が許されないため、かかるプレッシャーは相当なものになると思われる。
そして、4名で、6種目×3の18種目の演技をするため、オールラウンド型の選手を中心に選考され、1種目のみのスペシャリストが代表に入るのは難しくなるだろう。

2004年のアテネ五輪の男子体操は、日本が28年ぶりに金メダルを獲った大会だが、6-3-3で行われた決勝で、水鳥寿思、中野大輔は1種目ずつしか演技をしなかった。
また、決勝に出場した6か国36名の選手のうち6種目すべてに出場した選手はひとりもいなかった。
東京では、この逆のケースになりそうだ。

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