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July 04, 2004

この名前は覚えておこう! 劉翔

Q.シドニー五輪の金メダル争いでアメリカ、オーストラリアに次いで3位だった国はどこでしょう。
1.ロシア
2.ドイツ
3.中国

シドニー五輪の金メダル争いで、アメリカ、オーストラリアに次いで3位になった中国。
存在感はかつてのソ連や東ドイツに相当するものがある。
とはいえ、中国人の五輪選手と聞いて何人の名前が挙がるだろう。
NBAヒューストンロケッツの姚明、女子バレーの趙蕊蕊、陸上女子長距離の孫英傑…。
是非覚えておいて頂きたい選手がいる。
陸上110㍍ハードルの劉翔である。
 

昨年、パリで開催された世界陸上選手権。
末続真吾の200㍍での日本短距離史上初のメダル獲得が騒がれたが、末続以上に世界の陸上関係者を驚かせたのが110㍍ハードルで銅メダルを獲った劉翔である。

18歳だった2001年の世界陸上エドモントン大会では準決勝で敗退したが、その直後に開かれた北京ユニバーシアードで優勝。陸上競技中国唯一の金メダルだった。
2002年には釜山アジア大会優勝と、徐々にメディアに取り上げられる機会が増えていった。
そして、2003年世界陸上の110㍍障害決勝、20歳になった劉翔は堂々の銅メダルを獲得した。

ハードルは、年齢とともに技術が磨かれ、世界のトップに出るためには経験を必要とする。そのため一流選手の年齢が比較的高いといわれている。
正直なところ、パリでは決勝進出が目標でメダルに手が届くとは予想をしていなかった。

上海出身で身長189㌢。
当初は走り高跳びをしていた。12歳で1㍍94を飛んで将来を嘱望されたが、1年後、障害走に転向している。両親の身長はさほど高くないため、走り高跳びで世界を狙うにはキツイと考えたという。
110㍍ハードルの世界記録保持者コリン・ジャクソンは191㌢、パリの勝者アレン・ジョンソンはなんと178㌢。劉翔のスケールは十分ワールドクラスである。

発展する中国の象徴のような存在だ。陸上界をリードしてきた欧米の関係者が戦々恐々とし
ているのではないだろうか。
                     ☆
110㍍ハードルは、陸上競技の障害走の一種で、10台のハードルを跳び越えながら110㍍を走る速さを競う競技。
最初のハードルまでの距離は13.72㍍。そこから9.14㍍間隔で10台設置されていて、最後のハードルからゴールまでは14.02㍍である。ハードルの高さは、男子が106.7㌢。

●110㍍ハードル
世界記録 コリン・ジャクソン(イギリス)12.91 1993年8月20日
今季世界最高 劉翔(中国) 13.06  2004年5月8日
世界ジュニア記録 劉翔(中国)13.12 2002年7月2日
日本記録 内藤真人 13.47 2003年7月20日

●2003年世界陸上パリ大会 110㍍ハードル決勝
1.アレン・ジョンソン(アメリカ)13.12
2.T・テレンス(アメリカ)13.20
3.劉翔 (中国) 13.23
4.W・ラリー(アメリカ)13.34
5.M・シモン(ブラジル)13.48
6.史冬鵬(中国)13.55
7.H・ヨエル(キューバ)13.57
失格 P・クリス(アメリカ)DQ

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Comments

劉翔12秒91
世界タイ記録で金メダル!

ここまですごいとは…。

Posted by: くじらなみ | August 28, 2004 at 03:41 AM

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