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August 17, 2004

祝 体操日本王座奪回! 北島は?

Q.日本体操男子は過去に団体で何連覇していたでしょう?

1.4連覇
2.5連覇
3.6連覇

体操男子団体が金メダルを獲得した。
1960年のローマ大会から1976年のモントリオール大会まで5連覇した日本だったが、アトランタ、シドニーとメダルが一つも獲れなかった。
28年ぶりの大快挙である。

これまで日本が世界一から陥落して、返り咲いた競技はほとんどない。
かつてメダルは当たり前といわれたものの、現在では出場権の獲得すら危うい男女バレーボールやレスリング。重量挙げや陸上三段跳びもお家芸と言われていたことがある。
ミュンヘン大会やモントリオール大会の頃は、体操とレスリングそして柔道でメダルを量産し、男女のバレーボールもメダルに絡んでいた。
それが、柔道を除いて、世界から一度追いていかれた競技は二度と追いつけなかった。
そんな中、今回の団体金の価値は計り知れないものがある。
決して天才が急に出現したのではなく、20年以上に渡るジュニアからの強化がやっと実を結んだのだ。

体操と同じくモントリオール大会で金メダルを獲った女子バレー。
初戦のブラジルに続いて、昨日はイタリアに全くいいところなく敗れた。
NEWSの応援と、ホームの大声援がなければ手も足も出ないのか。
監督と選手との不協和音も聞こえてくる。
怖いもの知らずが、若さの強みではなかったのか。


北島選手の金メダルも100㍍平泳ぎに限れば、72年の田口さん以来32年ぶりの快挙。
例のない復活劇である。
その北島康介選手が2種目の200㍍平泳ぎに挑む。
そこで、過去の五輪でメダルを獲得した選手が、他の種目でどういった結果を残したかをまとめてみた。

●競泳メダリストの他の種目の結果
山中 毅 メルボルン大会(1956年)
400㍍自由形 銀メダル
1500㍍自由形 銀メダル
4×200㍍自由形リレー 4位入賞

山中 毅 ローマ大会(1960年)
400㍍自由形 銀メダル
1500㍍自由形4位
4×200㍍自由形リレー 銀メダル

田口 信教 ミュンヘン大会(1972年) 
100㍍平泳ぎ 金メダル
200㍍平泳ぎ 銅メダル
4×100㍍メドレーリレー 6位

青木 まゆみ ミュンヘン大会(1972年)
100㍍バタフライ 金メダル
200㍍バタフライ 8位
4×100㍍メドレーリレー 6位

鈴木 大地 ソウル大会(1988年)
100㍍背泳ぎ 金メダル
200㍍背泳ぎ 15位(コンソレーション7位)
4×100㍍メドレーリレー 5位

岩崎 恭子 バルセロナ大会(1992年)
100㍍平泳ぎ 13位(コンソレーション5位)
200㍍平泳ぎ 金メダル
4×100㍍メドレーリレー 7位

中村 真衣 シドニー大会(2000年)
100㍍背泳ぎ 銀メダル
4×100㍍メドレーリレー 銅メダル

田島 寧子 シドニー大会(2000年)
400㍍自由形 予選落ち
200㍍個人メドレー 26位
400㍍個人メドレー 銀メダル

中尾 美樹 シドニー大会(2000年)
200㍍背泳ぎ 銅メダル

競泳で複数のメダルを獲った選手は4人いるが、個人種目で2種目にメダルを獲ったのはメルボルン大会の山中毅氏とミュンヘン大会の田口信教氏しかいない。
山中さんは銀メダル2つ、田口さんは金1銅1。
もし北島が200㍍でも金メダルを獲れば競泳史上初の2冠ということになる。

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