アテネ2004

August 24, 2004

日本がケー・スンヒの金メダルを奪った

男子体操の6種目の内、日本人選手が唯一五輪で金メダルを獲ったことのない種目は何でしょう。

1.あん馬 2.跳馬 3.つり輪

こたえ.あん馬 
昨年の世界選手権では、鹿島選手があん馬で金メダルを獲っており、今大会はチャンスと見られていたが、惜しくも銅メダルに終わった。

日本時間の早朝、体操のフィナーレを飾る種目別鉄棒が行なわれた。
この種目のシドニー大会の金メダリスト ロシアのアレキセイ・ネモフは3人目に登場、離れ業を連発するも着地が乱れ、9.725と得点が伸びずに終わった。
これに対し、納得のいかない観客がブーイングで抗議する。
この状態が10分以上続いた。
この間、テレビではわからなったのだが、得点は9.762と訂正されたらしい。
ところが、観客は騒然としたまま。
すると、ネモフは自ら演技台に上がり、騒動を手で制した。
アトランタ大会から3度目の五輪、シドニーの個人総合も制したベテランは事態を収めた。

自分の演技の前に中断を余儀なくされたアメリカのポール・ハムは気を取り直し、9.812を出し、銀メダルに輝いた。
国際体操連盟(FIG)は審判の採点に対して、選手からの抗議も認めておらず、観客の騒ぎで得点を見直すのは極めて異例だ。

鉄棒の主審を務めた加藤沢男氏は「私は変えるつもりはなかった。上(FIG幹部)から差が開いている審判を呼んでチェックするように言われた」と説明。協議の結果、一部審判が上方修正した。

日本の塚原光男チームリーダーはこの異常事態に「チームからの抗議で点数が変わることはあるが、ブーイングで点数が上がったことは記憶にない」と驚きながら話している。

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August 20, 2004

20年ぶりのメダル 12年ぶりの金

Q.日本で初めてアーチェリーでメダルを獲った選手といえば誰でしょう。

1.道永宏 2.山本博 3.松下和幹

こたえ.1.道永宏 モントリオール大会 個人銀メダル

8月19日 柔道100㌔級の井上康生が無念のメダルなしに終わり、阿武教子が3度目の五輪で初の金メダルを掴んだ直後、ビッグニュースが飛び込んできた。
アーチェリー男子個人で山本博選手が銀メダルを獲得した。
山本は現在41歳。20年前の日体大時代にロサンゼルス大会で銅メダルを獲得。シドニー大会は国内選考で敗れたものの、5度目の五輪で2度目のメダルを獲った。

山本の快挙を見て、ある女性選手を思い出した。
彼女の名前はウルリケ・マイファルト
16歳と28歳で2回、走り高跳びで金メダルを獲った選手である。

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▲切手にデザインされたマイファルト

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August 11, 2004

開催国の金メダル

Q.オリンピック開催国が金メダルゼロに終わったことがある。


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五輪開催が決まると、開催国は選手強化に力を入れる。
これはいつの大会でも行われていることだが、意に反して、開催国ながら金メダルがひとつも獲れなかった国がある。
1976年のモントリオール大会である。
開催国カナダは、銀メダル5個、銅メダル6個を獲得するも、金メダルはついにひとつも獲れなかった。

カナダのスポーツといえばアイスホッケーを思い出す。
アイスホッケーの起源は古く、もともとはヨーロッパで生まれたスポーツだが、カナダとアメリカで北米アイスホッケーリーグ(NHL)がプロ・スポーツとして確立され、カナダ人は自分達がアイスホッケーのチャンピオンであると自負していた。
ところが、ソビエトが50年代から台頭し始め、五輪の金メダルを独占するようになっていく。五輪は所詮アマチュアの大会と見下していたカナダだったが、ソビエトの圧倒的な強さを見せ付けられ、実力世界一を決める大会「サミットシリーズ」が1972年カナダとソビエトの間で7試合行われることになった。

NHLから選手を選抜したカナダ代表だったが、ソビエトは予想に反して強く、カナダは苦戦を強いられた。3勝3杯1引き分けで迎えた決勝戦はモスクワで行われ、試合は生中継され、カナダ中がテレビの前に釘づけになった。
そして同点で迎えた最終ピリオドの残り時間34秒、カナダのポール・ヘンダーソンがゴール。カナダが勝った瞬間、実況アナウンサーの絶叫と共にカナダ全国が大歓声をあげた。その決勝ゴールの画像はいまだにことあるごとに放映されて、カナダ人のプライドを象徴するシーンにもなっている。
このとき、実況アナウンサーが「たとえカナダが4年後のモントリオール五輪で金メダルを獲れなくてもいい」と言ったとされるが、それが現実のものになるとは思わなかっただろう。

サミットシリーズのことはインターネット上にも数多く見られ、書籍もたくさん出ている。
カナダ人にとってよほど印象深い出来事のようだ。
サミットシリーズは、その後カナダカップ、ワールドカップと名前を変え、現在も開催されている。
モントリオール五輪の1976年にも開催され、アメリカ、ソビエト、チェコスロバキア、フィンランド、スウェーデンを招いた地元カナダが優勝している。

なお、カナダは1988年にカルガリー冬季五輪を開催しているが、実はこのときも金メダルは獲れなかった。
ブライアン・オーサーというフィギュアスケート界の大スターがいたが、アメリカ選手の前に屈し、金メダル獲得はならなかった。
夏季と冬季を合わせ、開催国が金メダルを獲れなかった国はカナダしかなく、夏季と冬季の2回の五輪を開催し、2回とも金メダルが獲れなかった国ももちろんカナダ以外にはない。

1968年のメキシコ五輪当時、メキシコは金メダルが獲れないのではないかと危惧されたが、3個の金メダルが獲れた。
また、1992年のバルセロナ五輪でもスペインは金メダルゼロに終わるのではないかと冷ややかに見られていたが、結果13個の金メダルを獲得している。
また、1972年札幌冬季五輪の日本の金メダル1個を含む合計3個は、その当時までの開催国の最少獲得メダルである。

2010年冬季五輪はカナダのバンクーバーで開催されるが、カナダは3回目の地元五輪で金メダルが獲れるだろうか。
時代が変わってNHLのスーパースター軍団が五輪に出場する現代なら、アイスホッケーのカナダ金メダル優位は間違いないと思うが、これまで五輪のメダル獲得合戦は多々国威発揚に利用されてきた中、カナダのような国があっても良いのではないかとも思う。

●大会ごとのメダル獲得1位国と開催国

2000年 シドニー大会
順位  国名    金 銀 銅
1.アメリカ    40 24 33
4.オーストラリア16 25 17


1996年 アトランタ大会
順位  国名    金 銀 銅  
1.アメリカ    44 32 25

1992年 バルセロナ大会
順位 国名  金 銀 銅
1.EUN    45 38 29
6.スペイン  13 72 22

1988年 ソウル大会
順位 国名   金 銀 銅
1.ソビエト  55 31 46
4.韓国    12 10 11

1984年 ロサンゼルス大会
順位 国名  金 銀 銅
1.アメリカ  83 61 30

1980年 モスクワ大会
順位 国名  金 銀 銅
1.ソビエト  80 69 46

1976年 モントリオール大会
順位 国名 金 銀 銅
1.ソビエト  49 41 35
27.カナダ  0 5 6

1972年 ミュンヘン大会
順位 国名  金 銀 銅
1.ソビエト   50 27 22
4.西ドイツ  13 11 16

1968年 メキシコ大会
順位 国名  金 銀 銅
1.アメリカ  45 28 34
15.メキシコ  3 3 3

1964年 東京大会
順位 国名  金 銀 銅
1.アメリカ  36 26 28
3.日本    16 5 8

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May 14, 2004

オリンピック予選日韓対決

Q.全球技のアテネ五輪の予選で日本対韓国はどちらが勝ち越しているでしょう。
注目の女子バレーの最終予選。今日、日本対韓国が行なわれる。
日韓両国ともアテネ五輪出場権はほぼ手中にしているが、五輪本番に勢いをつける意味でもライバルに勝って出場権を決めたいところである。
韓国は団体球技に強く、4年前のシドニー五輪の出場権は日本3に対し韓国9と圧倒的に差をつけられていた。
今回のアテネ五輪現在までに日本が獲得した出場権は6。
一方の韓国も6。今日の日韓戦に勝った方が7つ目の出場権を得る。

●アテネ五輪球技予選 日韓対戦結果
・男子バスケット アジア予選 対戦なし 中国がアジア代表。韓国2位 日本6位
・女子バスケット アジア予選 準決勝日本81―72韓国 1位中国、2位日本、3位韓国とも出場権獲得

・男子ハンドボール アジア予選 日本22-22韓国 得失点差で韓国がアジア代表 日本2位。
・女子ハンドボール アジア予選 日本24-24韓国 中国が1位でアジア代表 韓国は世界選手権3位で出場権獲得。

・水球男子 アジア予選 対戦なし カザフスタンが出場権獲得 日本2位。
・水球女子 アジア予選 対戦なし カザフスタンが出場権獲得 日本2位。

・男子ホッケー 世界最終予選 対戦なし日本12位出場権ならず 韓国はアジア大会優勝で出場権獲得。
・女子ホッケー 世界最終予選 予選リーグ 日本4-0韓国 日本1位、韓国5位でともに出場権獲得。

・野球 アジア予選 日本2-0韓国 日本1位 韓国は3位で出場権ならず。
・ソフトボール 対戦なし 日本は世界選手権2位で出場権獲得。

・男子サッカー アジア予選 対戦なし 日本、韓国とも出場権獲得。
・女子サッカー アジア予選 対戦なし 日本2位出場権獲得 韓国4位。

アテネ五輪予選の直接対決は日本の3勝2引き分けでした。

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