180億円の黒字 アテネ五輪
もうすっかり、アテネ五輪なんて忘れてしまったという皆さん。
遠くアテネからこんなニュースが入ってきている。
昨年8月に行われたアテネ五輪の組織委員会は12日、テレビ放映権やスポンサー収入の増加により、約1億3060万ユーロ(約180億2000万円)の黒字となったと発表した。歳入は約20億9840万ユーロ(約2895億8000万円)で、放送権料が27.6%、スポンサー契約収入が25.6%。支出は約19億6780万ユーロ(約2715億6000万円)で、情報技術(IT)など技術料が17.2%となっている。[共同通信]
そのむかし、五輪は大赤字が必至のイベントであった。これをロス五輪以降の商業主義導入によって黒字化が可能になった。日米のテレビ放映権料が大きく寄与しているのだが、アテネでは金メダル16個も獲ったのだから支出に「見合った」といってもいいのだろう。
JOCにはオフィシャルパートナー続々
一方、JOCは下記の企業とオフィシャルパートナー契約の締結に合意したと発表した。
期間は2005から北京五輪開催の2008年までの4年間。
キリンビール株式会社 契約カテゴリー:ビール・発泡酒・新カテゴリーアルコール飲料・ビールテイスト飲料・ワイン・チューハイ等の低アルコール飲料
株式会社日本航空(JAL)ならびに全日本空輸株式会社(ANA) 契約カテゴリー:航空輸送旅客サービス
株式会社ロッテ 契約カテゴリー:菓子及び冷菓
株式会社読売新聞東京本社 契約カテゴリー:新聞
株式会社ウイル・コーポレーション 契約カテゴリー:商用印刷、製本サービス並びに商用印刷コンサルティングサービス
オフィシャルパートナーになった企業は4年間で2億円の協賛金でJOCマークが使用できる。(IOCが別個の契約を用意しているため五輪マーク単独は使用できない。)
ほかにも「選手強化キャンペーン」協賛企業という制度もあるのだが、これについてはいずれ取り上げたいと思う。
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