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September 07, 2005

日本またまた立候補 2010年バレー世界選手権 テレビ放映権が頼り

国際バレーボール連盟は6日、このほどスイスのローザンヌで開いた理事会で、2010年の世界選手権の開催に日本とイタリア、プエルトリコが立候補したことを明らかにした。
2006年に日本で開催される世界選手権の組み合わせ抽選会を、12月に東京で行うことも決めた。大会には男女とも24チームずつが出場する。(共同通信)

scg-holまたまた日本が立候補した。世界バレーボール選手権だ。
最近では1998年に開催し、2006年の開催も決まっている。
バレーボール界にはほかにもワールドカップW杯があり、1977年から81、85、89、91、95、99、03年と、8大会連続で日本開催され、今後も07年、11年の開催が決まっている。
ほかにもグランドチャンピオンズカップや五輪最終予選やワールドグランプリも日本開催が続いている。

現在、イタリアセルビア・モンテネグロで男子の欧州選手権が開催されている。
イタリアとセルビア・モンテネグロに6カ国ずつが集い、総当りの予選リーグを戦い、それぞれの組の上位2カ国がローマで準決勝、決勝を行うというものだ。
先のユニバーシアードで日本に勝ったトルコがこの欧州選手権には出場できていない。
それほどヨーロッパバレーのレベルは高い。

かつては世界選手権3連覇を果たし、世界最強リーグを擁するイタリア。
有力選手は海外でプレーするもののシドニー五輪優勝のセルビア・モンテネグロ。
どちらの国も多くの観客が詰め掛けている。

ベオグラード 人数は観客
9月2日 スペイン0-3セルビア・モンテネグロ 5,580人
9月3日 セルビア・モンテネグロ3-1チェコ 6,300人
9月4日 ギリシャ0-3セルビア・モンテネグロ 8,330人
9月6日 セルビア・モンテネグロ3-0オランダ 9,240人
9月7日 セルビア・モンテネグロ3-2フランス 11,250人

ローマ 人数は観客
9月3日 イタリア3-0ポルトガル 5,640人
9月4日 イタリア3-0ウクライナ 8,250人
9月5日 ポーランド0-3イタリア 9,200人
9月7日 イタリア3-1クロアチア 9,350人
9月8日 ロシア3-1イタリア 11300人

弱くても人気のあるニッポン男子と異なり、人気・実力を兼ね備えている。
ベオグラードのセルビア・モンテネグロ対フランスはついに11,250人という大観衆が集まった。
イタリアはこのあとの準決勝・決勝に合わせて、サッカーセリエAの試合が順延されたというニュースが流れるなど(真偽のほどはよく判らない)この欧州選手権に高い関心が持たれている。

イタリアの有名スポーツ紙Gazzeta dello Sport に国際バレーボール連盟のアコスタ会長のインタビュー記事があったので紹介する。
参考:toshiの私的volleyball情報

2010年の世界選手権はイタリアでやりたい。日本、プエルトリコも準備が整っているが、2006年の世界選手権は日本でやるし、同じ国で連続しては開催したくない。
テレビ放映権の交渉は衛星デジタル放送のSky Italiaとイタリア放送協会Raiとしている。
放送権は3000万ドル。
多くはない、日本はもっと出せると言っている。
イタリアは設備も運営者も観衆も組織もそれを供えた都市もたくさんある。不足しているのはテレビだけだ。
                  ★                       ★
イタリアの放送局よりも多くの放映権を出せるという日本の放送局はTBSだろう。
この日本のやり方が、世界のバレー界を牛耳るやり方だ。

先のヘルシンキ世界陸上も、TBSがホスト局だったのを知っているかな?ヨーロッパ中をその視聴地域にしているユーロビジョンよりも多くの放映権を払っているらしい。
筆者は絶対イタリア開催を支持したい。

優勝はイタリア
決勝
ロシア2-3イタリア 14530人

3位決定戦
スペイン0-3セルビアモンテネグロ 6800人

準決勝
ロシア3-2スペイン 5800人
イタリア3-2セルビアモンテネグロ 11250人

●参考リンク
全日本女子バレー考

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