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September 21, 2005

トーキョー五輪招致を検討

history_01昨日の石原都知事の五輪招致表明だが、思ったほど海外で報道されていない。
その中でAP通信社がトーキョー五輪招致を検討と題して各社に配信した記事の中にこんな都知事の言葉があった。

『東京は1964年に五輪を開催した。けれども政府支援を受けるならば、東京はもう一度招致をすることができる。』

この発言は日本のマスコミは触れていなかったようなのだが、先の2012年五輪招致のロンドン対パリの争いを見ても、ブレア首相やシラク大統領が前面に立ち、国対国の対決を印象付けた。
日本はこれまでの、名古屋、大阪、あるいはW杯招致でも政府レベルでの招致の機運は見られなかった。
ナショナルプロジェクトでないと勝てないのは明確である。
石原知事がその点を十分理解しているのか、AP通信だから触れているのか、これだけでは理解しがたい。

もうひとつ、名古屋も大阪も一度の落選で次に立候補しない。ここも大きな弱点だった。
北京五輪が2008年だからその8年後に再びアジアで五輪は正直難しい。
2020年にも再度立候補の覚悟があるか。16年に惨敗した場合、議会を説得できるのか。
(2016年の夏季五輪開催地は2009年に決定される。さすがにその頃は都知事は石原氏ではないだろう。)

石原知事は都議会での演説後、こんなことも言っている。「国立競技場は古く、あんなものでは(招致)資格にならない。オリンピックのための競技場を作らなければならない。神宮の周りは再開発になる。大再開発になるだろう」(読売)。「成熟した都市の姿を世界に示し、改めて日本の存在をアピールする絶好の機会になる」(朝日)。

そいいえば、あと数日で閉幕の愛知万博(愛・地球博)も名古屋市が88年の五輪誘致失敗後、地域振興の切り札として持ち上がったんだったな。

▲建設中の代々木第一体育館(オリンピックプール)

●参考リンク
2020 TOKYOは可能か?

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