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September 20, 2005

「東京五輪招致」正式表明へ

koku東京都の石原慎太郎知事は20日午後に開会する都議会で「再び日本でオリンピックを開くとすれば、都市のキャパシティー(受容力)や都市機能の充足度などから考えて、この東京をおいて他にはあり得ない」と、2016年以降の夏季五輪を都に招致することを正式に表明する。「五輪開催を起爆剤として日本を覆う閉塞(へいそく)感を打破する」として、10月から庁内に準備組織を新設する。
石原知事は8月5日の会見で五輪招致に初めて言及。今月16日には、日本体育協会会長の森喜朗前首相が石原知事を訪ね、協力して実現に努力することで一致した。会談後、森前首相は「都が立候補の意思を出していただけることは大変ありがたい」と語っている。
都議会では、最大会派の自民党が衆院選の地域公約で東京五輪招致を掲げており、来年2月開会の定例会で招致を求める決議をする方針。これを受けて、6月までに日本オリンピック委員会(JOC)に開催意思表明書を提出し、正式に名乗りを上げる。
毎日新聞 9.20

今年の7月、シンガポールで開催されたIOC総会で2012年のロンドン五輪開催が決定したが、その1年前の2004年5月18日、IOCは夏季五輪開催地の候補として、立候補を表明していたニューヨーク、ロンドン、パリ、マドリード、モスクワの5都市を選出。
一方、リオデジャネイロ(ブラジル)、イスタンブール(トルコ)、ハバナ(キューバ)、ライプチヒ(ドイツ)は落選(開催候補都市になれず)とした。 

実は、上記以外にもブリスベーン、ブダペスト、シンシナティ、デュッセルドルフ、ダラス、ダブリン、フランクフルト、ハンブルグ、ヒューストン、ピッツバーグ、サンパウロ、セビリア、シュツットガルト、タンパ、テルアビブ、ワルシャワ、ワシントンDCなども立候補に意欲を見せていた。2016年も20都市近くが名乗り挙げると思われる。

東京が立候補するとなれば、十分に招致は可能だろう。都市のインフラ、競技施設、知名度どれをとっても世界の名立たる都市に遜色ない。が、既にイタリアはローマ(1960年開催)またはミラノ(初)、アメリカはロサンゼルス(1932年、84年開催)など有力都市も意欲を見せている。2012年大会に大本命といわれたパリの例を見ても簡単なことではない。

●参考リンク
2012年夏季五輪招致関連

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