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October 17, 2005

ずさんな北京国際マラソン、2年連続で選手の突然死も

16日に行われた北京国際マラソンで、大会本部はゴール手前で近道したベンソン・チェロノ(ケニア)を優勝とする前代未聞の決定を下した。
チェロノの前を行く先導車がコース通りに走らなかったために起きたハプニングで、選手自身に過失はないと判断したためだが、中国としては五輪開催を控えながら国際大会での「ずさんな運営」(競技関係者)を図らずも露呈した。
ハプニングが発生したのはゴール手前。大会本部関係者によると、同所では一度脇道に入り、再び折り返してもとの道に戻るコースが設定されていたが、脇道の道幅が狭かったために先導車が入れなかった。先導車はあきらめて直進、距離にして約800mのコースを省略したという。

マラソンコースはメーターを付けた3台の自転車を使って42.195キロを測り、その平均値を採用する落ちになっている。この計測の仕方では、プラス0.1%の誤差まで許されており、約42m長くてもその記録は認められるが、逆にわずかでも短い場合は参考記録にしかならない。

古くは、1953年のボストンマラソンで、山田敬蔵氏が世界新で優勝した。ところが、3年後再計測したところ、コースが短かったことが分かり、山田氏の記録も参考記録となったことがある。
1995年の世界陸上イエテボリ大会女子マラソンでも、スタートした直後、4周すべきところを3周で沿道へ出た。ポルトガルのマヌエラ・マシャドが優勝するが、あまりの好記録に関係者がチェックしたところ距離が足りないことが判明し参考記録扱いになった。この大会の男子マラソンは女子マラソンの問題発覚後であり、42.195キロで行われた。

ところで、北京国際マラソンに一般参加していた選手が競技中、27キロ地点で急に倒れ、北京市内の病院に運ばれたが、間もなく死亡していたことがわかった。
大会本部は選手の名前や性別を明らかにしていないが、新華社によれば王選手と報じられており、中国の選手のようだ。
中国各紙の報道によると昨年の北京国際マラソンでも2人が死亡しており、レース中の死亡は2年連続となる。

中国陸上界には組織的なドーピングの前科があり、陸上関係者の疑いの目は今も晴れたわけではない。
死亡した王選手の情報を隠蔽しているのではないだろうか。
大会本部は王選手の死因等公表すべきだ。

●参考リンク
陸上女子の永遠に破ることのできない世界記録 (中国人選手編)

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