スキーW杯 日本人通算101勝
毎日新聞11月12日夕刊に「102勝目は誰が スキーW杯日本勢大台」との記事が載った。
スキーのW杯で日本人選手の合計勝利数が100を超えたというものだ。
サッカーのW杯はじめW杯を冠した競技会は多く存在する。
スキーのW杯はアルペンスキーが最も古く、1966年~67年のシーズンに始まった。他競技に比べても随分と古い。
当時アルペンスキー界は4年に一度の冬季五輪、2年に一度の世界選手権、そして3大クラシックといわれるアールベルク・カンダハー、ラウバーホルン、ハーネンカムの競技会が開催されていた。
この3大クラシックを含めて、シーズンの王者を決めようとアルペンスキーのW杯が始まった。そのモデルとなったのは自転車のツールドフランスだったといわれている。
その後、他種目でも生まれたウィンタースポーツのW杯はいずれも、シーズンを通してチャンピオンを決めようとするもので、ジャンプが1980年から、クロスカントリーが1982年から、ノルディック複合が1983年のシーズンから始まった。
<<日本勢のW杯初勝利は80年1月、札幌・大倉山で開かれたジャンプ90メートル級の八木弘和で、同年のレークプラシッド五輪70メートル級で銀メダルに輝いた。今回記念すべき100勝目を挙げたのは、先に競技が行われた女子の今井で、国母は101勝目。
競技別にみると、ジャンプの57勝がトップ。複合が22勝、スノーボードが14勝、フリースタイルスキーが8勝。世界の壁が立ちはだかる距離とアルペンは未勝利。
ジャンプ団体の3勝を除き、個人で優勝経験があるのは26人(うち6人が女子)。最多勝は複合の荻原健司が92~96年の4シーズンで挙げた19勝。ジャンプの葛西紀明(土屋ホーム)と船木和喜(フィット)の2人が15勝で続き、原田雅彦(雪印)が4位の9勝で、2けたまであと1勝に迫っている。
総合優勝したのは4人。92~93年シーズンから3連覇した荻原、3季前のフリースタイルスキー・スキークロスの滝沢宏臣、女子選手初となった2季前のHP山岡聡子(アネックスク)、そして昨季の今井だ。
シーズン別では長野五輪が行われた97~98年が14勝で最多。同五輪で金2、銀1、銅1の計4個のメダルを獲得したジャンプ陣が12勝を稼ぎ、同五輪フリースタイルスキー女子モーグル金メダリストの里谷多英(フジテレビ)、同五輪女子HP代表の吉川由里が1勝ずつ。対照的に、里谷の銅のみと惨敗したソルトレークシティー五輪の01~02年は、スノーボード女子HPの三宅陽子(USPジャパン)の1勝に終わった。>>
●日本選手のW杯勝利数(2勝以上)
(1)19 荻原健司 複合★
(2)15 葛西紀明 ジャンプ
船木和喜 ジャンプ
(4) 9 原田雅彦 ジャンプ
(5) 4 秋元正博 ジャンプ
岡部孝信 ジャンプ
山岡聡子 ハーフパイプ
(8) 3 今井メロ ハーフパイプ
(9) 2 斎藤浩哉 ジャンプ★
東輝 ジャンプ
高橋大斗 複合
里谷多英 モーグル
上村愛子 モーグル
滝沢宏臣 スキークロス
三宅陽子 ハーフパイプ
★は引退
ちなみにジャンプの最多勝はマッチ・ニッカネン(フィンランド)のW杯46勝という不倒の記録がある。
著名な選手では、バイスフロク33勝、シュミット28勝、マリシュ21勝など。
ノルディック複合では、荻原健司の19勝が長い間最多だったが、ビヤルテ・エンゲン・ビーク(ノルウェー)が24勝まで伸ばして引退している。
またアルペン界での最多勝はインゲマル・ステンマルク(スウェーデン)の86勝。
今シーズンのアルペン開幕戦大回転でヘルマン・マイヤー(オーストリア)が優勝し、通算51勝目。イタリアの爆弾男アルベルト・トンバを抜き、歴代2位の優勝回数となった。








![: Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2008年 9/18号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51qTgQyBhUL._SL75_.jpg)

Comments