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December 22, 2005

室伏広治JOCマーケティングプログラム辞退へ

ハンマー投げの室伏広治が、日本オリンピック委員会(JOC)のマーケティングプログラムに協力する「シンボルアスリート」(SA)を辞退することになった。
所属先のミズノが室伏は来年の契約を更新しないと発表した。
関係者によると室伏は「(SAに縛られていては)自由な活動ができない」と不満を漏らしていたという。一説によるとCMを打診してきている企業は20社以上に上るといわれている。

SAは1年間、最高2000万円の契約でJOCに肖像権を預けるものだ。
JOCはその肖像権を広告などで使用できることを条件に企業から協賛金3億円を得ている。05年の夏季競技のSAは6人いたが、卓球の福原愛、柔道の谷亮子との来年に向けての交渉も難航している。残る陸上末續慎吾、柔道の井上康生、レスリングの浜口京子は契約を継続する見通しだ。

選手とは1年ごとに契約されている。一方、スポンサーとの契約は4年単位で行われ、08年北京五輪まである。
室伏クラスの知名度と実績のある選手はなかなかいない。
辞退者が増えると、スポンサー企業への影響が出てくるだろう。

フィギュアスケートの荒川静香、村主章枝、安藤美姫ら冬季競技選手は、トリノ五輪があるため契約期間は来年6月までとなっている。

●05年室伏広治出演CM
味の素(アミノバイタル)
ロッテ
日清食品

●参考記事
安藤美姫のCMのギャラはどこへ流れているのか?

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