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December 30, 2005

岡部孝信 ジャンプ週間第1戦4位 トリノ五輪代表確実に

ノルディックスキー・ジャンプの伝統のジャンプ週間を兼ねたW杯個人第8戦(HS137m、K点120メートル)は29日、オーベルストドルフで行われ、128m、130.5mと安定したジャンプを披露したベテランの岡部孝信(雪印)が今季日本勢最高の4位となった。
岡部は全日本スキー連盟が定めた選考基準をクリアし、団体で金メダルを獲得した長野五輪以来2大会ぶりとなる五輪代表の座を確実にした。

岡部といえば1998年、日本チームが金メダルを獲得した長野五輪直後に導入された日本つぶしのためのルール改正「身長×146%以内ルール」の影響を最も受けた選手だ。
身長165cmの岡部は4cmもスキー板を短くしなければならなくなった。
逆に180cmクラスのヨーロッパの選手は岡部よりも20cmも長いスキー板を使用できることになった。

岡部は1998年長野五輪ジャンプ団体で、1回目4位に沈んでいた日本チームの一番手として137.0mの大ジャンプを披露、金メダル獲得の立役者だった一人だ。
ルール改正以降、「中学生のときの長さのスキー板」に悩まされ、ソルトレークシティでは代表落ち、苦渋の7年間を過ごしてきた。

この4位でトリノ五輪内定条件(1)今季ワールドカップ(W 杯)優勝か表彰台(2)同6位以内入賞者(上位順)(3)同ランキング15位以内となっている。
この(2)(3)の条件をクリア、代表入りを確実にしたということだ。

スポーツ報知にはこんな記事もあった。
原田復活の影響でジャンプ五輪代表発表を1月10日に延期したというのだ。
<<C杯は1月7,8日にNH2戦がある。C杯の成績も五輪選考基準とされ、原田に関しては得意なNH限定での選出も検討されている。そのため、27日に笠谷幸生ジャンプ部長(62)から「発表日を変更してほしい」と連盟に連絡があったという。原田の結果をぎりぎりまで待ち、9日に常務理事会を開いて発表をJOCへの提出期限ギリギリの10日まで延ばしたというわけだ。原田にとって、結果を出すことが絶対条件ではあるが、チャンスが増えたことには違いない。>>

順位

選 手

生年

国籍

1回目

 2回目

得 点

 1

J・アホネン

1977 

FIN 

 130.5

 130.0

 270.9

 2

LJOEKELSOEY Roar

1976 

NOR 

 128.5

 132.0

 268.4

 3

J・ヤンダ

1978 

CZE 

 123.5

 133.5

 262.6

 4

岡部孝信

1970 

JPN 

 128.0

 130.5

 260.8

 5

M・ハウタマキ

1981 

FIN 

 129.5

 125.5

 258.0

 6

A・ビドヘルツェル

1976 

AUT 

 119.5

 130.0

 248.1

 7

SPAETH Georg

1981 

GER 

 119.5

 129.0

 245.3

 8

S・アマン

1981 

SUI 

 120.5

 128.0

 244.8

 13

葛西紀明

1972 

JPN 

 119.5

 125.5

 238.0

 16

伊東大貴

1985 

JPN 

 116.5

 126.5

 232.4

 35

一戸剛

1976 

JPN 

 109.5

 

 93.1

 44

山田大起

1982 

JPN 

 104.5

 

 82.6

 

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Comments

はじめまして スポーツが好きな麻酔科医です
ググっていたらすごくうれしいBLOG!を見つけられました!ジャンプについては思う所がすこしあり、駄文ですがTBさせて頂きました

Posted by: 眠らない麻酔科 | January 06, 2006 11:56 AM

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