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January 04, 2006

韓国はショートトラックで95% 日本はバランス良く

Q.冬季五輪 アジアで最も金メダルを獲得している国はどこでしょう。

1.もちろん日本
2.韓国
3.旧ソ連の一翼を担っていたカザフスタン

冬季五輪はその参加選手の70%がヨーロッパの選手で、彼らの得意な種目を中心に、彼らに都合のよいルールで開催されてきた。

その中で、日本は1928年から冬季五輪に参加。
2回の冬季大会開催もあり、欧米以外では、唯一冬季五輪の歴史を作ってきた自負を持つ。

ところが、アジア諸国の中で、日本を上回る金メダルを獲得している国がある。
韓国だ。

日本の8個に対し11個。
そのすべてをショートトラックで稼いだ。

1988年カルガリー五輪、公開競技で実施されたショートトラック。
自他共に認めるショート大国日本の、メダル独占の前に立ちはだかったのが韓国だった。
韓国の五輪のメダル戦略は、一極集中型。
得意種目をつくり、徹底的な英才教育を施すもの。
アーチェリーがこの典型だ。

80年代、日本が世界を席巻しているのを見て、これなら追いつけると、ショートトラックの強化を開始した。
1992年アルベールビル五輪で史上初の冬季五輪金メダルを2個獲得。
以降94年4個、98年3個、02年2個の金メダルはいずれもショートトラックだ。
アルベールビル五輪スピードスケート男子1000mで金潤万が銀メダルを獲ったのが唯一の他競技のメダル。
獲得メダルの95%がショートトラックから。
こういった国も珍しい。

ショートトラックと異なり、スキー競技は経験と環境がものをいう競技だ。
日本をみても10年や20年、50年あっても世界のトップに追いつくことは難しい。

トリノ冬季五輪の開幕まであと40日を切った。
日本選手団が目標に掲げるのは、冬季史上最高の活躍をした1998年長野五輪。
前回のソルトレークシティー五輪で金メダルなしに終わったショックから4年が過ぎ、雪辱を期す各競技団体が、その成果を問われている。
日本の若いスキー選手は、高校、大学時代はインターハイやインカレといった国内大会が目標とされている。
そのためなかなか世界が直結していない。
だが、新興種目は既成の枠にとらわれず、全くのニューフェースにも世界へ飛び出していける窓口がある。
ハーフパイプは、男子は17歳の国母和宏、女子も18歳の今井メロらが主力。
2人を含めた日本選手はW杯第3戦から3戦連続でアベック優勝し、ジャンプに代わるトリノ五輪金メダル最有望種目だ。

 日 本

開 催 地

合計

1956

コルチナダンペッツオ

0

1

0

1

1972

札幌

1

1

1

3

1980

レークプラシッド

0

1

0

1

1984

サラエボ

0

1

0

1

1988

カルガリー

0

0

1

1

1992

アルベールビル

1

2

4

7

1994

リレハンメル

1

2

2

5

1998

長野

5

1

4

10

2002

ソルトレークシティ

0

1

1

2

合計

 

8

10

13

31

 

 

合計

アルペン

0

1

0

1

フィギュアスケート

0

1

0

1

フリースタイル

1

0

1

2

ノルディック複合

2

1

0

3

ショートトラック

1

0

2

3

ジャンプ

3

4

2

9

スピードスケート

1

3

8

12

合計

8

10

13

31

 

 中 国

開 催 地

合計

1988

カルガリー

0

0

0

0

1992

アルベールビル

0

3

0

3

1994

リレハンメル

0

1

2

3

1998

長野

0

6

2

8

2002

ソルトレークシティ

2

2

4

8

合計

 

2

12

8

22

 

 

合計

フィギュアスケート

0

0

3

3

フリースタイル

0

1

0

1

ショートトラック

2

9

5

16

スピードスケート

0

2

1

3

合計

2

12

9

23

 

 韓 国

開 催 地

合計

1992

アルベールビル

2

1

1

4

1994

リレハンメル

4

1

1

6

1998

長野

3

1

2

6

2002

ソルトレークシティ

2

2

0

4

合計

 

11

6

4

20

 

 

合計

ショートトラック

11

5

3

19

スピードスケート

0

1

0

1

合計

11

6

3

20

 

 北 朝 鮮

1964

インスブルック

0

1

0

1

1992

アルベールビル

0

0

1

1

合計

 

0

1

1

2

 

 

合計

ショートトラック

0

0

1

1

スピードスケート

0

1

0

1

合計

0

1

1

2

 

 カザフスタン

開 催 地

合計

1994

リレハンメル

1

2

0

3

1998

長野

0

0

2

2

合計

 

1

2

2

5

 

 

合計

クロスカントリー

1

2

1

4

スピードスケート

0

0

1

1

合計

1

2

2

5

 

 ウズベキスタン

開 催 地

合計

1994

リレハンメル

1

0

0

1

合計

 

1

0

0

1

 

 

合計

フリースタイル

1

0

0

1

合計

1

0

0

1

 

 

 


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