白い恋人たち 虹と雪のバラード・・・冬季オリンピックのテーマ曲
フィギュアスケートに詳しいEVERGREENさんが1988年カルガリー五輪の公式テーマ デヴィッド・フォスター「Winter Games」を取り挙げている。
視聴してみる。
懐かしい。
男子フィギュアでは、カナダの国民的英雄だったブライアン・オーサーが、ブライアン・ボイタノ(アメリカ)に及ばず銀メダルに終わり、金メダルが獲れなかった。
1976年のモントリオール五輪でもカナダは金メダルゼロに終わっており、夏冬両方の五輪開催のいずれも金メダルが獲れなかった珍しい国だ。
当時はなんと不名誉な、と思ったものだが、五輪と国威発揚を単純に結び付けなく、これもありかなと今では思う。
アメリカとは非なるカナダらしい。
さて、冬季五輪と音楽は夏季五輪以上に結びついている。
古くは1968年グルノーブル五輪の「白い恋人たち」。
これは公式テーマではなく、「男と女」「パリのめぐり逢い」のクロード・ルルーシュ監督が撮った、グルノーブル五輪の記録映画のテーマである。
グルノーブル五輪を実体験していなくとも、フランシス・レイの繊細な音楽が胸にしみる。
1972年の札幌五輪といえばトワ・エ・モアが歌った「虹と雪のバラード」。
札幌五輪のテーマ曲として知られるこの歌だが、レコードジャケットには「札幌オリンピック組織委員会選定/札幌オリンピックの歌」と書かれてある。
2月になるとFMから必ず流れてきて郷愁を誘う。
1980年のレークプラシッド五輪は、チャック・マンジョーネの「栄光めざして」(原題は"Give It All You Got")。
フリューゲル・ホーンの名手として知られ"Feels So Good"などのヒット曲があるチャック・マンジョーネがレークプラシッド五輪の公式テーマとして出したのがこの曲。
「Fun&Games」というアルバムに入っているが、そう、このブログのタイトルはここから取った。
閉会式にチャック本人も登場した。
1998年の長野五輪は「輪になって踊ろう」。
会場に出かけた人なら、スノーレッツが一生懸命踊っている姿は忘れられないはず。
4年前のソルトレイク・シティ五輪ではグロリア・エステファンの“リーチ”
ラテン音楽の代表のようなグロリア・エステファンと冬季五輪というミスマッチ的なところがまたよかった。
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Comments
私は インスブルック冬季オリンピック公式記録映画『ホワイトロック』のリックウェイクマンの演奏が好きです
Posted by: H | January 18, 2006 12:37 PM
こんにちは!
TB&リンクありがとうございます。
いろいろ懐かしく読ませていただきました。
「白い恋人たち」は記録映画としてみるとあんまりですけど、お洒落な環境映像としてみると最高にいいですね。さすがフランス!って思います。
Posted by: Alex | January 18, 2006 01:12 PM