イタリア人にとっては40キロリレーが、長野五輪でのジャンプ団体になるんだろう
トリノ五輪クロスカントリーの男子40キロリレーはイタリアが1時間43分45秒7で、1994年リレハンメル五輪以来3大会ぶり2度目の優勝を果たした。
今大会のスキー競技では同国初の金メダル。
15秒7差の2位にドイツ、スウェーデンが3位。3連覇を目指したノルウェーは5位だった。
30代選手で固めたイタリアは第3走者のピエトロ・ピレル・コットレルが集団から抜け出し、最終のクリスチャン・ゾルジがリードを守った。
昨日のクロスカントリー会場は日曜日ということもあって、非常に観客が多く、見事に盛り上がっていた。
日本人にとって長野五輪で一番の記憶に残っているのは当然、ジャンプ団体だ。
イタリア人にとってトリノ五輪というと、この40キロリレーの金メダルを思い出すようになるのだろう。
開会式の聖火リレー。
爆弾男トンバから聖火を引き継いだのは1994年の40キロリレーの金メダルチーム。
長野五輪でこの役回りは三ヶ田礼一、河野孝典、阿部雅司のノルディック複合金メダルトリオが務めている。複合チーム同様、イタリアのリレーチームもイタリア人の記憶に刻まれているのがわかる。
なんたって、ノルディックの本場、ノルウェー・リレハンメルでノルウェーを破ったのだから。
そんな12年前の再現だった。
一方、この日は女子の20キロリレーも行われた。
日本はなんと、1走福田修子が1位で2走の石田に引き継ぐという快挙を演じた。その後転倒などで結局アンカーの夏目円は12位でゴール。
まだまだ世界の壁の高さを見せ付けられた。
photo:EPA=時事
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