佐々木明はむらっ気がありすぎ
「むらっ気」という言葉がある。辞書には出ていない言葉だ。
感情の起伏が激しいというか、短期で感情的になりやすいことの意味だろうか。
天才肌の人に多い。
佐々木明はまさにむらっ気がある。
狙うは金メダルと豪語し、「ゴールまでに何が起きるかわからない。五輪は奇跡が起こるイベントでしょう?」と笑う佐々木。
回転競技は、他のアルペン種目よりも遥かにコースアウトになりやすい種目だ。
慎重さと大胆さの両方を必要とする種目である。
この自信がどこから来るのか、あるいは本当に佐々木は天才なのか?と錯覚してしまうほどだった。
1本目終了。
皆川賢太郎が3位に付けるも佐々木は8位、トップのべンヤミン・ライヒからは丁度1秒差。
ネット上に1本目終了後の選手のコメントが流れた。
佐々木「まったく下(雪面)が見えない。まったく見えないから行きたくても行けない。溝があるんじゃないかと思っていけなかった。晴れてくれるように祈っていたが、スタートが陰っていた時点でやる気ゼロ」
直前まで大口をたたいていた男が「やる気ゼロ」で1本目に臨んだというのだ。
予想通り、2本目は途中棄権。
回転の「またぎ」は事故みたいなもの、2本目の佐々木の棄権のあとで解説の木村公宣氏がいうが、もう集中力が切れていたようだ。
彼女と噂される人物も見に来ていたらしいのだが・・・。
筆者のような凡人からすると、天才の精神状態はわからない。
ところで皆川賢太郎はなすびに似ている。
●男子回転 最終結果
位 |
選手名 |
国名 |
記録 |
1本目 |
2本目 |
1 |
ライヒ |
オーストリア |
1分43秒14 |
53秒37(1) |
49秒77(1) |
2 |
ヘルプスト |
オーストリア |
1分43秒97 |
53秒55(4) |
50秒42(7) |
3 |
シェーンフェルダー |
オーストリア |
1分44秒15 |
54秒03(7) |
50秒12(5) |
4 |
皆川賢太郎 |
日本 |
1分44秒18 |
53秒44(3) |
50秒74(9) |
4 |
ミレル |
スウェーデン |
1分44秒18 |
53秒95(6) |
50秒23(6) |
6 |
コステリッチ |
クロアチア |
1分44秒45 |
54秒43(11) |
50秒02(4) |
7 |
湯浅直樹 |
日本 |
1分44秒57 |
54秒76(17) |
49秒81(3) |
8 |
ブロレニウス |
スウェーデン |
1分44秒81 |
54秒37(8) |
50秒44(8) |
|
佐々木明 |
日本 |
途中棄権 |
54秒37(8) |
DNF |
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