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February 13, 2006

上村愛子 葛西紀明そしてヤンネ・アホネン

上村愛子の公式ブログを見てきた。

選手自身は五輪期間中更新することはできないが、11日のモーグル決勝のあと、1400を超えるコメントが寄せられている。
エキサイトの山村社長も書いている。

全てのコメントが、貴方が皆に与えてくれた感動のお礼であった。こんなモラルを持ったブログ、こんな皆の愛情がこもったブログが他にあるであろうか? 間違いなく日本一、いや世界一である。それは必然である。貴方のひたむきな姿、人間性、人間的な美しさ。人を魅了する。あなた自身がこのブログをはぐくんだ。そして貴方のその姿に共感できるファンがこの世界一のブログを生み出したのだ。

最初に上村愛子を知ったのは、彼女がまだ白馬高に通う高校生の頃だった。
長野五輪を控えて、当時IOC TOP企業だったIBMのCMに上村が起用されていた。
ウクライナのフィギュアスケーター、エレーナ レアシェンコ(昨年NHK杯で見たが、相変わらず綺麗だった)などと無名ながら、かわいい選手、美人選手が起用されていたテレビCMシリーズだった。
その長野五輪では、21歳の里谷多英が金メダル、上村は7位に入賞した。

アメリカのスポイラ誌も銅メダルに予想した2002年ソルトレークシティ五輪では6位。
そして今回トリノ五輪でも5位に入賞した。
メダルを獲らせてやりたかった、観ていた全ての人が思っただろう。

敢えて例えるなら、1988年のカルガリー五輪で、スピードスケート5種目に出場し、全てに入賞を果たし、最後の5000mを滑り終えて倒れこんだ橋本聖子氏を思い起こすほどジ~ンときた。

才能にも恵まれ、誰よりもひたむきに練習を重ねても、メダルに手が届かない選手もいる。
それが五輪だ。

早朝に行われたジャンプNHのヤンネ・アホネン。
今季のジャンプ週間も制し、W杯の通算勝利は32勝。
昨季まで2年連続でW杯総合優勝を遂げ、今季も総合2位。
1回目は103.5mで2位。が、2回目は100m。
自他共に認める金メダル候補の一角だったはずだが6位に終った。

同様なのは葛西紀明。
船木和喜と同じくW杯日本人最多の15勝を挙げている選手だが、長野五輪ではNH7位のみで金メダルの団体メンバーには入れなかった。
1999年のラムソーの世界ノルディック選手権NHで船木、宮平、原田でメダル独占をやってのけたときも5位。
トリノ五輪NHでも昨日の予選は1位でありながら、本番は20位に終ってしまった・・・。

●ヤンネ・アホネン五輪結果
2006年
NH 6位
LH ?
TEAM ?

2002年
NH 4位
LH 9位
TEAM 2位 ハウタマキ、リンドストローム、ユシライネン、アホネン

1998年
NH 4位
LH 37位
TEAM 5位 ニッコラ、ライティネン、アホネン、ソイニネン

●葛西紀明五輪結果
2002年
NH 20位
LH ?
TEAM ?

2002年
NH 49位
LH 41位
TEAM なし

1998年
NH 7位
LH なし
TEAM なし

1994年
NH 5位
LH 14位
TEAM 2位 西方、岡部、葛西、原田

1992年
NH 31位
LH 26位
TEAM 4位 上原子、葛西、原田、須田

●日本選手のW杯勝利数と出場した五輪(※は現役)
 (1)葛西紀明※15  92年、94年、98年、02年、06年
 (1)船木和喜※15  98年、02年
 (3)原田雅彦 ※9  92年、94年、98年、02年、06年
 (4)秋元正博  4  84年
 (4)岡部孝信 ※4  94年、98年、06年
 (6)東輝   ※2  なし
 (6)斎藤浩哉  2  94年、98年

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