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February 23, 2006

荒川静香がメダルを獲る前にイナバウアーについての予習をする

荒川静香と村主章枝の頑張りで、どうやら30年ぶりの日本選手団メダルなしは免れそうだ。
そこで、明日のフリー演技の前に荒川静香の得意技イナバウアーを予習しておこう。

イナバウアーとは
昔の選手の名前だ。
足を前後に広げ、つま先を外に向けて銀盤を横断する技。荒川は背中を大きく後ろに反らしながら滑る。ジャンプやスピン、ステップなどの技術点には反映されないが、盛り上がる。50年代に3度ドイツ王者に輝いたイナ・バウアーが初披露。(日刊スポーツより)

「大きく上体をそらしながら滑る技」と説明している新聞等もあるが、特に上体をそらす必要はない。荒川のイナバウアーが非常にそるので、上体をそらすものと誤解されているようだ。

また、得点になるかどうか書かれているものによって判断が分かれている。
旧技術点は、総要素点(TES)と呼ばれ各エレメンツに得点が決められており、旧芸術点は、総構成点(PCS)と呼ばれ、1,Skating Skills (スケート技術)2,Transitions (要素のつなぎ) 3,Perfomance/Execution (演技力) 4,Choreogrphy(振付け) 5,Interpretation(曲の解釈)という5つの視点から10点満点で採点されている。
イナバウアーは、要素ではなく構成点(PCS)の「要素のつなぎ(TR)」になるのではないか?

なお、このイナ・バウアーはスケートを引退して後、女優に転進。
コルチナダンペッツォ五輪アルペン三冠王のトニー・ザイラー(IOC副会長猪谷千春氏のライバル)と空から星が降ってくる(1962)、白銀に躍る(1961)で競演している。もちろんスケート選手役で。

古くは戦前に五輪3連覇したソニア・へニーもそうだが、最近では浅田真央の姉、浅田舞が、TBS系「赤い奇跡」(今春放送)で女優デビューするなど女優への転進は昔からある。

ビールマンスピン
片足を背後から持ち上げて頭上に掲げたまま高速回転する技。1977年世界選手権(東京)で初めて披露したデニス・ビールマン(スイス)から命名。スルツカヤ(ロシア)は左右の足を交互に組み替える。
77年東京のビールマンは8位、レークプラシッド五輪では4位。サラエボ五輪の有力なメダル候補だったが、あっさりプロに転向した。

ショートプログラムの視聴率が発表された。
NHKおはよう日本内、5:00~12.5% 5:35~15.6% 6:36~23.2%
フジテレビ(録画)8:00~14.8%
明日の朝は30%位か?

●参考記事
女子フィギュアで初めてメダルを獲った日本人

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