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February 24, 2006

荻原健司 IOC選手委員選挙落選 2016年五輪招致にも影響

IOCは23日、IOC選手委員選挙の開票結果を発表し、ノルディックスキー複合の五輪団体金メダリストの荻原健司参院議員は惜しくも落選した。
選挙は、二つの改選枠に対して15人が立候補、荻原氏は392票で3位。2位に20票差で及ばなかった。荻原氏は2度目の立候補だった。
投票は8~22日の間、三つの五輪選手村で行われた。スキー距離女子のベッキー・スコット(カナダ)が449票、アイスホッケー男子のサク・コイブ(フィンランド)が412票で当選した。
荻原氏は「アジアへの冬季競技の普及や、冬季五輪での種目数の増加」を訴えたが、及ばなかった。

あまり大きな記事にはなっていないが、筆者自身は2016年夏季五輪招致を目指す日本にとっては、早くもつまずいたと見ている。
このIOC選手委員は、人気は8年、2016年夏季五輪招致選挙で1票を持つのだ。
前回ソルトレークシティ五輪の際にも荻原氏は立候補している。
このときはまだ現役選手、力の入れ方が今回とはまるで違った。
当時、世界の荻原ですら選手委員になれないと、関係者は改めて国際スポーツ界での日本の発言力低下を嘆いたものだ。

ご存知のように、荻原氏のノルディック複合でもジャンプでも、度々日本に不利なルール改正が行われ、トリノ五輪での日本選手団の不振の一因になったことはいうまでもない。
日本の発言力を高めるために、そして2016年以降の夏季五輪招致の顔となるべく、荻原氏には期待が高かっただけに残念だ。

これと似た話を紹介しよう。
1994年AFC総会でのFIFA副会長選挙が行われた。
日本は村田忠男サッカー協会副会長(当時)を立てたが、韓国サッカー協会会長鄭夢準氏に大差で敗れた。
これがツケとなって後に大きくのしかかっていく。
2002年のW杯開催国に立候補した日本は韓国よりも早く準備をし、有利に選挙戦を進めながら、遅れて立候補してきた韓国の猛烈な巻き返しに遭い、最終的には「共催」を受け入れざるを得ない結果になった。

もちろん、IOC委員の中には現役副会長の猪谷千春氏、元サッカー協会会長の岡野俊一郎氏がいるものの、若く、行動力に満ち、世界に顔の売れた人物がどうしても必要だったのだ。

●参考記事
荻原健司の当選の可否が日本の夏季五輪招致成功の鍵を握る

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Comments

荻原なら当選すると思っているJOCは甘い。日本では、国会議員やったり双子でテレビに出ているから露出度が高いが、世界的にはただスキーが上手な曲芸師。

立候補にあたって唱えている理由も、20年前のIOCの流れ。ここ数年IOCは五輪の肥大化を防ぐという方向に動いて、野球やソフトをすでにロンドン五輪から除外しているのに、競技数の増加を自分のアイディアとして挙げている荻原さんのしていることは自殺行為。こういう流れを理解してJOCや荻原さんは動いているのだろうか?理解に苦しむ。。。

あと、IOC委員として選ばれるには頭も良くないといけないし、英語も堪能でなくてはいけない。彼は両方ともない。

あと、チャリティーという精神が世界的にあって、そういうことを重視しなくてはなかなか選ばれない。例えば、彼が複合を韓国や中国に普及させるために、毎年両国を訪問して数少ない両国の選手を応援してきたとか、そういう事実があれば彼の評価はグンと違ってくる。ヨーロッパや北米だけでなく、アジアの票もかき集めることができる。でも、そういう事実はなしで、彼は今でも欧州見てばっかりでスキーの上手な曲芸師以上になれていない。欧州の人に認められようとするのではなく、アジア諸国にチャリティーの精神を持って接したかどうかのほうが重要。

たとえば、今回のオリンピックでアメリカのチークという選手がメダルをいくつか取ったが、彼はメダル報奨金のすべてをアフリカの恵まれない国のために寄付した。彼はIOC委員に立候補していないが、それくらいのインパクトがないとダメである。

あの兄弟独特の、僕たちを見て見てといった感じでは無理でしょう。

あと、五輪の開催地の選考法は近いうちに変わるといわれていて、たとえ荻原さんが当選していたとしても、あまり変わらない。そのことはJOCは知っているのだろうか???アメリカのオリンピック委員会のユベロス会長が水面下でそのために動いている。彼は、ロス五輪の組織委員長で、その後大リーグのコミッショナーなどもしているが、IOCやスポーツ関連産業やテレビ局の複合体がどう動くかを熟知している。現在IOC会長のロゲもそのユベロスの動きをもちろん知っていて、全体的にどう動くかを今見ているところ。ロゲはその動きを追っているが、正式な意思表示はしていない。ユベロスの根回しのなかにJOCは入っていない。

Posted by: Ogiwara who ? | February 26, 2006 06:02 PM

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