韓国の孤児だったドーソン(米) 銅メダルに「本当の親がテレビで見てくれていたかもしれない」
滑り終えたそのドーソンというアメリカの選手がゴーグルを外すと、名前と似つかわしくない東洋系の顔立ちが出てきた。
韓国系アメリカ人で、しかも孤児だったというのだ。
「本当の親がテレビで見てくれていたかもしれない」-。15日、当地で行われたフリースタイルスキー男子モーグル。銅メダルを獲得したトビー・ドーソン選手(27)=米国=は、記者会見の席でしみじみと語った。 韓国・釜山生まれのドーソンは、孤児院にいた3歳のとき、養子として米国に渡った。 (中 略) 15日の試合には養母デボラさん(56)も応援に駆け付け、息子の雄姿を温かく見守った。 生みの親に会うため、韓国を探し回ったこともある。今はひまな時間を見つけ、養子の子供たちに韓国の文化を伝える活動に力を注いでいる。(時事)
読売新聞には
韓国のテレビ局も訪れたドーソンの会見を見守っていたデボラさんは、各国の記者に囲まれた。「夢がかなった。彼が息子になってくれて本当によかった。素晴らしい息子よ」と誇らし気に見つめた。ドーソンは、「(実の両親も)テレビで見ているかもしれないと思った」とスタート前の心境を振り返った。 そして、「実は、たくさんの人が、自分が親だと名乗り出てきた」とも明らかにした。
五輪らしいいい話だ。
本当の親に会いたいから頑張ったって言えるドーソンの今の家庭環境がすばらしいのではないかな。
ある意味、今のドーソンも幸せだろう。
自分が親だとたくさん名乗りをあげてるってとこが、韓国っぽいけど…。
4年前のソルトレークシティ五輪でも、同じようなことがあった。
ブラジルの日系3世でリュージュ男子1人乗りで46位になったヘナト・ミゾグチは、3歳の時に離ればなれとなり、音信不通だった母に自分の成長した姿を見せたくてリュージュを始めた。
そしてゴールしたとき、テレビ局の計らいながら母親からの電話を受けたのだった。
The comments to this entry are closed.
Comments