2007東京世界フィギュア 女子は3人、男子は2人
世界フィギュア女子はトリノ五輪6位で初出場の16歳、キミー・マイズナー(米国)がSPまでの3位からフリー1位で逆転し、218.33点で初優勝した。
SPを終えてトップだった五輪銀メダルのサーシャ・コーエン(米国)はジャンプのミスが響き3位に終わった。
キミー・マイズナーは昨季まではジュニアで活躍していた選手だ。
トリノ五輪は6位。五輪代表を決める全米選手権で2位だった選手だ。
浅田真央が優勝し、キムユナが2位になった昨年の世界ジュニアでは4位。
2004年の世界ジュニアでは2位だった。
このマイズナーの実績からすると、来季本格的にシニアに参戦する浅田真央への期待も膨らむところだが、例えばエミリーヒューズ。世界ジュニアではマイズナーよりも上位にいたが、五輪、世界選手権ともにマイズナーの後塵を拝している。
シニアのグランプリを制した浅田真央といえども、世界選手権、ましてや五輪はそう甘くはない。
●2007東京世界選手権の女子は3人、男子は2人
世界フィギュアでは選手個々の順位をポイント化し、最大3枠を上限に、翌年の同大会出場枠が決まる。
ポイントは1位1点、2位2点、3位3点と増えていき、16~24位が16点、予選落ち20点、フリーに進めないSP止まりが18点。出場する国・地域の選手2人(3人出場の場合は成績上位2人)の合計が13点以内なら3枠、14~28点なら2枠獲得できる。
この世界フィギュアで日本女子は2位村主章枝、5位中野友香里で合計7点、来年東京で開催される世界フィギュアの枠3人確保となった。
男子は一人だけ参加していた織田信成が4位に入り2枠を確保。
とはいえ、女子はもちろん、男子も世界ジュニア選手権優勝の小塚崇彦がおり、五輪8位の高橋大輔と合わせ競争は熾烈だ。
●2005年フィギュアスケート世界ジュニア選手権結果
順位 |
名前 |
国籍. |
得点 |
トリノ五輪 |
世界選手権 |
1 |
浅田真央 |
日本 |
179.24 |
― |
― |
2 |
キムユナ |
韓国 |
158.93 |
― |
― |
3 |
エミリーヒューズ |
アメリカ |
147.89 |
7 |
8 |
4 |
キミーマイズナー |
アメリカ |
146.63 |
6 |
1 |
5 |
エレナ・ジェデバニシビリ |
グルジア |
139.11 |
10 |
14 |
6 |
Alissa CZISNY |
アメリカ |
136.99 |
8 |
― |
7 |
Binshu XU |
中国 |
136.22 |
― |
― |
8 |
Mira LEUNG |
カナダ |
132.66 |
12 |
13 |
9 |
澤田亜紀 |
日本 |
130.49 |
― |
― |
10 |
Kiira KORPI |
フィンランド |
126.63 |
16 |
10 |
14 |
北村 |
日本 |
111.02 |
― |
― |
●2004年フィギュアスケート世界ジュニア選手権結果
順位 |
名前 |
国籍. |
1 |
安藤美姫 |
日本 |
2 |
キミー・マイズナー |
アメリカ |
3 |
Katy TAYLOR |
アメリカ |
4 |
浅田舞 |
日本 |
5 |
澤田亜紀 |
日本 |
6 |
Viktoria PAVUK |
ハンガリー |
7 |
Lina JOHANSSON |
スウェーデン |
8 |
Angelina TURENKO |
ロシア |
9 |
Binshu XU |
中国 |
10 |
Cynthia PHANEUF |
カナダ |
●世界フィギュアメダリストの五輪時との得点比較
世界フィギュアでは総得点に予選の得点が含まれる
マイズナー
|
ショートプログラム |
フリー |
総得点 |
トリノ五輪 |
59.40(5) |
106.31(6) |
165.71(6) |
世界選手権 |
60.51(5) |
129.7(1) |
218.33(1) |
村主
|
ショートプログラム |
フリー |
総得点 |
トリノ五輪 |
61.75(4) |
113.48(4) |
175.23(4) |
世界選手権 |
62.12(2) |
119.15(2) |
209.74(2) |
コーエン
|
ショートプログラム |
フリー |
総得点 |
トリノ五輪 |
66.73(1) |
116.63(2) |
183.36(2) |
世界選手権 |
66.62(1) |
114.67(4) |
208.88(3) |
●参考記事世界フィギュア女子の結果 優勝は・・・
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