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March 12, 2006

恩田がんばれ!日本は村主、中野、恩田 アメリカはコーエン、マイズナー、ヒューズ 世界フィギュア(下)

米国フィギュアスケート連盟は10日、トリノ冬季五輪の女子で銀メダルを獲得したサーシャ・コーエンらを20日から当地で行われる世界選手権代表に選出した。女子にはコーエンのほか、同五輪6位のキミー・マイズナー、7位だったエミリー・ヒューズが出場する。

同選手権の女子は、トリノ五輪を制した荒川静香(プリンスホテル)が出場を辞退。3位だったイリーナ・スルツカヤ(ロシア)も欠場をにおわせており、出場するメダリストはコーエンだけとなる見通し。AP=共同

4年前のソルトレークシティ金メダルのヤグディンを除くと、五輪メダリストのその年の世界フィギュア出場はほとんどない。
そのため、五輪開催年の世界フィギュアには、五輪で十分な成績の残せなかった選手や新たな選手の登竜門的な位置付けもある。

94年の幕張大会の女子シングルは、金メダルのバイウルから銅メダルの陳露までが参加せず、リレハンメル4位のボナリーと5位の佐藤由香が金メダルを争い、佐藤が90年の伊藤みどり以来の日本人金メダルとなった。

荒川静香が辞退した日本女子は、恩田美栄が出場。
恩田は、引退も考えていたようだが、「もう少しだけ頑張ってみようか」という気持ちらしい。
荒川の代わりならというのもある。以前、荒川が恩田の代りに試合に出たこともある。
当然、07年東京世界フィギュアの枠のことも十分承知だ。
12月の全日本の再現は難しいかもしれないが、精一杯のパフォーマンスが見たい。

●五輪と同年に開催された世界フィギュアのメダリスト
(1980年 レークプラシッド五輪)
男子 1.カズンズ(英国) 2.ホフマン(東独) 3.チックナー(米国)
女子 1.ぺッチ(東独) 2.フラチアン(米国) 3.ルルツ(西独)
(1980年 ドルトムント世界選手権)
男子 1.ホフマン(東独) 2.カズンズ(英国) 3.チックナー(米)
女子 1.ペッチ(東独)  2.ルルツ(西独)  3.フラチアン(米)

(1984年 サラエボ五輪)
男子 1.ハミルトン(米国) 2.オーサー(カナダ) 3.サボフチック(チェコスロバキア)
女子 1.ビット(東独) 2.サムナース(米国) 3.イワノワ(ソ連)
(1984年 オタワ世界選手権)
男子 1.ハミルトン(米) 2.オーサー(カナダ)  3.ファデーエフ(ソ連)
女子 1.ビット(東独)  2.コンドラショワ(ソ連)  3.ザヤク(米)

(1988年 カルガリー五輪)
男子 1.ボイタノ(米国) 2.オーサー(カナダ) 3.ペトレンコ(ソ連)
女子 1.ビット(東独) 2.マンリー(西独) 3.トーマス(米国)
(1988年 ブダペスト世界選手権)
男子 1.ボイタノ(米)  2.オーサー(カナダ) 3.ペトレンコ(ソ連)
女子 1.ビット(東独)  2.マンリー(西独)  3.トーマス(米)

(1992年 アルベールビル五輪)
男子 1.ペトレンコ(EUN) 2.ワイリー(米国) 3.バルナ(チェコスロバキア)
女子 1.ヤマグチ(米国) 2.伊藤みどり(日本) 3.ケリガン(米国)
(1992年 オーランド世界選手権)
男子 1.ペトレンコ(EUN) 2.ブローニング(カナダ) 3.ストイコ(カナダ)
女子 1.ヤマグチ(米国)  2.ケリガン(米)   3.陳露(中国)

(1994年 リレハンメル五輪)
男子 1.ウルマノフ(ロシア)  2.ストイコ(カナダ) 3.キャンデロロ(フランス)
女子 1.バイウル(ウクライナ) 2.ケリガン(米国) 3.陳露(中国)
(1994年 幕張世界選手権)
男子 1.ストイコ(カナダ) 2.キャンデロロ(フランス) 3.ザドロウニウク(UKR)
女子 1.佐藤由香(日)  2.ボナリー(フランス)  3.シェウチェンコ(独)

(1998年 長野五輪)
男子 1.クーリック(ロシア) 2.ストイコ(カナダ) 3.キャンデロロ(フランス)
女子 1.リピンスキー(米国) 2.クワン(米国) 3.陳露(中国)
(1998年 ミネアポリス世界選手権)
男子 1.ヤグディン(ロシア) 2.エルドリッジ(米) 3.プルシェンコ(ロシア)
女子 1.クワン(米)  2.スルツカヤ(ロシア)  3.ブッテルスカヤ(ロシア)

(2002年 ソルトレークシティ五輪)
男子 1.ヤグディン(ロシア) 2.プルシェンコ(ロシア) 3.ゲーブル(米国)
女子 1.ヒューズ(米国) 2.スルツカヤ(ロシア) 3.クワン(米国)
(2002年 長野世界選手権)
男子 1.ヤグディン(ロシア) 2.ゲーブル(米)  3.本田武史(日) 
女子 1.スルツカヤ(ロシア) 2.クワン(米)   3.村主章枝(日)

↑こうして改めてみると、プルシェンコは15歳くらいで世界選手権で3位に入っている。

●参考記事
3月20日からカルガリーで世界フィギュア選手権開催(上)

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