お疲れ様でした 原田雅彦 今季限りで引退
ノルディックスキー・ジャンプの原田雅彦(37=雪印)が今季限りで現役を引退することが14日、明らかになった。原田はトリノ五輪終了後、所属先の雪印や全日本スキー連盟(SAJ)関係者に辞意を伝え、了承された。近日中に正式発表される。24、25日に札幌で開催されるシーズン最終戦が「引退記念試合」となる。今後は指導者として後進の育成に携わる予定だ。(スポーツニッポン)
寂しいはなしだ。あの原田が引退。
良くも悪くも毎年ウィンタースポーツ界を賑わせた男がついに引退する。
1994年リレハンメル五輪ジャンプ団体、9分9厘手にしていた金メダルを目前の失敗。
1998年長野五輪ジャンプ団体 1回目79.5mを振り払った2回目の137m。
1999年ラムソーの世界ノルディックNHでの船木、宮平とのメダル独占。
そして2006年トリノ五輪NHでの体重不足による失格。
常に原田が主役だった。
お疲れ様でした。
現役最後の雄姿が見られるのは24日の「伊藤杯宮の森ナイタージャンプ大会」と25日に大倉山で行われる「伊藤杯シーズンファイナル」の2試合。
五輪、世界選手権を合わせ、3種目の金メダルを保持するのは日本人では原田だけ。名実ともに日本史上最高のジャンパーだ。
●原田雅彦の五輪での戦績
1992年アルベールビル五輪
70m級14位(201.0)
90m級4位(211.3)
90m級団体(葛西紀明、上原子次郎、須田健仁、原田雅彦)
4位(571.0)
1994年リレハンメル五輪
NH 55位(125.5)
LH13位(199.9)
LH団体(岡部孝信、葛西紀明、西方仁也、原田雅彦)
銀メダル(956.9)
1998年長野五輪
NH5位(228.5)
LH銅メダル(258.3)
LH団体(岡部孝信、斉藤浩哉、原田雅彦、船木和喜)
金メダル(933.0)
2002年ソルトレークシティー五輪
NH 20位(232.0)
LHとLH団体は不出場
2006年トリノ五輪
NH失格
LHとLH団体は不出場
●日本選手のW杯勝利数と出場した五輪(※は現役)
(1)葛西紀明※15 92年、94年、98年、02年、06年
(1)船木和喜※15 98年、02年
(3)原田雅彦 ※9 92年、94年、98年、02年、06年
(4)秋元正博 4 84年
(4)岡部孝信 ※4 94年、98年、06年
(6)東輝 ※2 なし
(6)斎藤浩哉 2 94年、98年
ピークは1997年トロンハイムの世界選手権だろう。 日本人初のLH金メダルを獲得した。
LH 優勝
NH 2位
団体 2位(船木、岡部、原田、斎藤)
追記:宮平も引退
ノルディックスキー・ジャンプの宮平秀治(32)=ミズノ=が今季限りで引退することが15日、分かった。全日本スキー連盟(SAJ)関係者が明らかにした。
宮平は2002年ソルトレークシティー五輪に出場し、団体戦で5位入賞。1999年の世界選手権ではノーマルヒル2位、ラージヒル3位。ワールドカップ(W杯)でも1勝を挙げた。 (時事通信)
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