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March 22, 2006

野球日本代表とアサヒビールとの蜜月関係は今後も続くのだろうか

WBCで日本代表が優勝し、その視聴率は平均43.4%、瞬間最高視聴率は56.0% と野球の歴代3位の高視聴率を記録した。

アサヒビールは3月3日~5日のWBC1次リーグ日本ラウンドのメインスポンサーと日本代表チームのスポンサーを務めた。
日本代表のユニフォームの片方の袖には「日の丸」が、反対側にはアサヒビールのマークがあり、ヘルメットには、KONAMIのロゴがあった。

日本代表チームとスポンサー企業という点では、サッカーとキリンビールグループがよく知られている。
現在の契約は2001年に結ばれたものだ。
キリンビール、キリンビバレッジ、キリンシーグラムのキリングループ3社と日本サッカー協会の間で、日本代表チーム公式スポンサーとして契約をした。
契約期間は2001年4月1日から2007年3月31日までの6年間、契約総額は推定70億円といわれている大型契約だ。

この中には、キリンカップを含む国内の日本代表戦の冠スポンサー権のほか、日本代表戦のチケットキャンペーン権、日本代表練習ウェア等への社名表示権、日本代表エンブレム、マスコット、選手集合肖像の広告・販促活動への使用権などが含まれている。

キリンビールのライバル企業であるアサヒビールは、プロ・アマ球界が合同で日本代表のチーム運営にあたる全日本野球会議と、新日本石油とミズノとともに4年で10億円のスポンサー契約をしている。
1年当たり2.5億円、キリンとサッカー協会との契約と比べると割安感は否めないところだが、現在の契約は2008年の北京五輪まで(正確には12月末まで)だ。

広く知られているように野球はソフトボールと並び、北京五輪をもって五輪正式種目から外れることが決まっている。
問題はこの後だ。
「北京五輪以降はどうなるのか。スポンサーからの資金がなくなれば、プロだけでなく、国内外のアマ球界への影響は計り知れない」と関係者の不安は大きい。

五輪に出場するプロ選手の出場報酬と各球団への補償金は、実はこのスポンサー料の中から賄われた。
アマ主体で臨むIBAF(国際野球連盟主催)のW杯などの日本代表の合宿や遠征費用もここから出されており、スポンサー料の減少は強化活動の縮小につながる。
昨年はじめて開催され、千葉ロッテが韓国サムスンを破った「アジアシリーズ」もスポンサー料が支えていた。
アサヒビールが日本の野球界の改革の行方を握っているといっても過言ではない。?

2016年五輪で野球が復活を果たすためには、欧州、アフリカ等での普及が前提となる。
大リーガー派遣に後ろ向きで五輪の野球への関心が低い米国は、WBCの成功を受けさらに五輪軽視を強めるかもしれない。

日本は米国に代わってその旗振り役を務めなければならない。
あるいはWBCがあれば五輪復帰は必要ないというのだろうか?

確かに今回のWBCは面白かった。
とはいえ、運営面は一方的に米国が決めたものだ。「大リーグ機構のエキシビションマッチに過ぎない」大会に日本が乗せられただけという辛らつな言い方もできる。

野球日本代表とアサヒビールとの蜜月関係は今後も続いていくのだろうか。

●参考記事
王貞治は3回泣いた 台湾紙

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Comments

全く持ってその通りです。
特に
>日本は米国に代わってその旗振り役を務めなければならない。
と言うところには非常に強く共感いたします。

世界王者としての責任。
一体どれだけの野球人がそれを意識しているのでしょうか。

Posted by: やぎ | March 22, 2006 at 03:19 PM

やぎ様

早速のコメントありがとうございます。
今後とも宜しくお願いいたします。

Posted by: 管理人 | March 22, 2006 at 03:54 PM

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