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April 12, 2006

JOCはどこまで現場が見えている? 回転7位湯浅直樹 就職がない

トリノ五輪スキー・アルペン男子回転7位入賞の湯浅直樹(22)が「就職難」にあえいでいる。11日、母校の北海学園札幌高での五輪報告会に参加。会終了後、道東海大卒業後の所属先が決まらないことを明らかにした。「五輪で成績を残せばどうにかなるかと思っていたが、所属先がない」と複雑な心境を吐露した。(日刊スポーツ)

湯浅直樹といえば、4位の皆川健太郎ともどもアルペン回転で、猪谷千春IOC副会長以来50年ぶりの入賞を果たした選手だ。それでも就職先が見つからない。
冬季競技の選手の環境の悪さは、誰もが指摘しているところだ。
食いつなぐために、アルバイトに終われ、練習どころでない選手も多い。

この数日前、JOCの竹田恒和会長はトリノ五輪を総括してこんな発言をしている。
現場についてどこまで理解しているか疑問だ。
八木佑四郎元JOC会長(故人)は、スキー選手の就職先確保のために清掃会社 東京美装興業(株)を興し、この会社は堂々の上場を果たしている。
公家出身の現会長に、それまでの覚悟はあるまい。

<<日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長は7日、メダル1個に終わったトリノ五輪について会見し、「惨敗だったと言わざるを得ない」と総括。2010年バンクーバー冬季五輪に向け、一貫指導体制による強化システムの整備、少数精鋭主義の選手団編成などの強化策を掲げた。
1988年カルガリー五輪から続いていた冬季五輪の入賞者数増加もストップしたが、竹田会長は要因として<1>長野五輪当時からの旧態依然の強化体制<2>若手育成の失敗<3>練習環境の不足<4>競技団体の甘い成績見通し<5>甘い選手選考基準――を挙げた。>>

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