W杯出場32カ国のウエア PUMAが1位 NIKEが2位 adidasは3位
スポーツメーカーにもW杯は大きな見本市と位置づけられている。
1998年フランスW杯でアディダス社のフランス国内での売り上げは300%上昇したというはなしも残っている。
YOMIURI ON LINEにこんな記事を見つけた。
6月にはサッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会が控える。選手らを支えるスポーツブランドも、世界市場をにらみ、スポンサー契約でしのぎを削る。W杯に向けた国際試合では、「プーマ」がアフリカ代表5か国を含む12か国に代表チームのユニフォームを提供し、「ナイキ」の8か国、「アディダス」の6か国を押さえた。
2006年ドイツW杯においては上記読売記事にあるようにプーマが出場国の1/3を押さえ1位となっている。
PUMA 12カ国
イタリア、チェコ、スイス、ポーランド
コートジボワール、アンゴラ、チュニジア、ガーナ、トーゴ
サウジアラビア、イラン、パラグアイ
adidas 6カ国
日本
フランス、スペイン、ドイツ
トリニダード・トバゴ、アルゼンチン
NIKE 8カ国
ブラジル、アメリカ、メキシコ
クロアチア、ポルトガル、オランダ
オーストラリア、韓国
上記で26カ国、残る6カ国がどこのメーカーと契約しているかも調べてみた。
スウェーデン アンブロ/UMBRO
イングランド アンブロ/UMBRO
セルビア・モンテネグロ ロット/LOTTO
ウクライナ ロット/LOTTO
エクアドル マラソン/marathon
コスタリカ Joma
イングランドとスウェーデンがアンブロ、セルビア・モンテネグロとウクライナがロット、残るエクアドルとコスタリカはマラソンとJomaだった。
かつて、サウジアラビアは、国王がデザインしたというユニフォームを着ていたものだが、近年随分と国際化、商業主義化したものだ。
イランも不思議なデザインだった。
日本代表のユニホームは1998年までは、日本でアディダスの代理店を務めていたデサントと、プーマ、アシックスの3社が持ち回りで提供する形を取っていた。
しかし99年からの5年契約を決める入札には、この3社に加えてナイキも参入。
地元開催の2002年W杯をにらんで競争は過熱、契約金は約4倍に高騰、アディダスが30億円で日本サッカー協会と契約しているといわれている。
先述のように元々日本ではデサントがアディダスのライセンスを27年間に渡って持っていたが、1998年2月に日本法人アディダスジャパンを設立。
アディダスの日本市場にかける意気込みを示した。
アディダスは1920年 ドイツ・ニュルンベルク近郊のヘルツォーゲンアウラッハで設立された、靴製造の会社「ダスラー兄弟商会」がその起源だ。
兄のルドルフが販売、アドルフが生産を主に担当していた。
アディダスは1936年のベルリン五輪を機に爆発的に売る上げを伸ばし、スポーツ界のトップブランドへ成長していく。
そして1948年 「ダスラー兄弟商会」は解消され、アドルフはアディダス社を設立。
兄ルドルフはRUDE社を設立。これが翌年、プーマ社となり今日に至っている。
現在日本では、PUMAのレトロ風なバッグを持つ女の子を良く見かける。
その裏にはテレビドラマ「ごくせん」のヤンクミこと仲間由紀恵がプーマのウェアを着用したという影響も少なからずあるらしい。
また、有名なプーマのマークは本当はチータである。
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