« 世界的知将パイオニアのセリンジャー監督が退任 | Main | 北島康介4位に沈む 200平日本選手権 »

April 19, 2006

ワールドカップ スポンサー企業の契約金は430億ドル

国際サッカー連盟(FIFA)は18日、UAEのエミレーツ航空が2007年から14年まで「公式パートナー」としてスポンサー契約を結んだと発表した。
協賛金は1億9500万ドル(約224億円)。公式パートナーは6社に限られたFIFAの最高レベルのスポンサー契約だ。

エミレーツ航空は、それが2010年と2014年のW杯そして、FIFA主催の大会全てに協賛し、企業名を付けることができる。
そして2010年南アフリカW杯では貨物サービスを提供する。

昨年、FIFAと契約したアディダス社の契約額は3億5100万ドル。
そして、その2億1500万ドルを現金で支払ったとされている。
スポンサー企業は、彼らのブランドとサッカーをリンクづけるために、広告からスポンサー(後援、協賛)に立場が代わってきている。この7年間でスポンサー企業の支払う額は430億ドルと2倍の価値になった。

▼エミレーツ航空のスポーツ戦略
「サッカーは世界で最も人気があるスポーツです、そして、スポンサーになることによってはエミレーツ航空が世界的なブランドになるのを助けます」と、エミレーツ航空のSheikh Ahmedがドバイでの記者会見で言った。
エミレーツ航空は、2005年まで4年の間プレミアリーグチェルシーのユニフォームスポンサーになって、世界進出の内の1つをサッカーにした。
続いてライバル、アーセナルが8月に移る新しいスタジアムのネーミングライツのために1億ポンド(1億7700万ドル)を払っている。
さらに先月、F1 マクラーレンチームのスポンサーになることにも同意した(但し、金額は明らかにされていない)。これによってラグビー、クリケット、競馬、ヨット、ゴルフ、テニスとそのスポーツポートフォリオを拡大している。

▼W杯のTV視聴者は300億人
FIFAは、述べ300億人のテレビ観戦者と予想する今年のW杯の後、そのスポンサープログラムを再検討していた。
2007年からの8年間の公式パートナー6社はアディダス、コカコーラ、ビザインターナショナル、ヒュンダイ自動車とソニー。
最高ランクのスポンサーはこれで全て決まったことになる。

FIFAは、今年のW杯のスポンサーから、6億4200万ユーロ(7億8600万ドル)を集めた。
2007年からのスポンサーシステムは、これからの2回のW杯本大会でその金額を40パーセント上げる。
「W杯はテレビ視聴者のための世界で一番のイベントです。そして、その数は五輪よりはるかに多い」と、FIFAのブラッター会長は言う。

▼北京五輪もすごい
比較にされたIOCマーケティングチーフ ゲルハルトハイベルク委員長がいうには、北京五輪でTOPスポンサーからの契約金は8億6600万ドル(約1022億円)。
一方、中国国内マーケティング事業が既に10億ドル(約1180億円)以上の収入を確保したことを明らかにしている。中国の経済発展を反映する好調ぶりで、同委員長は「過去のすべての数字を上回り、しかも交渉はまだ続いている」と話す。
北京五輪の国内収入は、IOCが世界の一流企業から集める高額協賛金をも超えていることになる。

▼参考記事
SONYのスポーツマーケティング戦略
アカシックレコードさん エミレーツ航空をどう見ます?

SMASHWORDSで$2.00 USDで販売中!
Hyoshi2010

|

« 世界的知将パイオニアのセリンジャー監督が退任 | Main | 北島康介4位に沈む 200平日本選手権 »

Comments

The comments to this entry are closed.