なぜ日本代表は、2試合とも酷暑の3時(ドイツ時間)からの試合だったのか?ジーコの怒りのコメント付き
昨日の日本対クロアチアの視聴率が判明した。
テレビ朝日 52.7%
昨日は、通常民放地上波とNHKBS1が同時放送するところを、昨日はNHKの同時放送はBShiのみ。
クロアチア戦をテレビ観戦した人のほとんどがテレビ朝日を観たと思われる。
第1戦の豪州戦を上回ったものの、テレ朝側が狙った67%という数字には遠く及ばなかった。
昨年12月のW杯本大会の組み合わせが決まった日に、日刊スポーツに出た記事に注目して欲しい。
豪、クロアチア戦の開始時刻を変更。国際サッカー連盟(FIFA)は10日、W杯ドイツ大会の日程変更を発表した。テレビ放送のため、当初の予定から各国の時差などを考慮した。日本戦の開始時間は2試合が変更され、次の通りに決定した。 ▽オーストラリア戦(カイザースラウテルン) 日本時間6月12日午後10時(同13日午前4時から変更) ▽クロアチア戦(ニュルンベルク) 同18日午後10時(同19日午前1時から変更) ▽ブラジル戦(ドルトムント) 同23日午前4時(変更なし) 同9日の開幕戦ドイツ−コスタリカ(ミュンヘン)は、日本時間10日午前1時にスタートする。[日刊スポーツ2005年12月10日]
どうだ。日本向けの放送のために日本戦の試合時間を変更しているのだ。
日本時間で、午後10時、午前1時、午前4時、高視聴率が見込めるのは何時であるか、誰でもわかるだろう。
同様のことは98年フランス大会の第1戦アルゼンチン戦、第2戦クロアチア戦でもあり、ともに日本時間の午後9時半からに変更されている。
GL最終戦は2試合が同日同時刻に開始されることは、ご存知だろう。(某夕刊紙のサッカーキャップ氏はこの件を知らないようだが。)
今大会のブラジル戦は日本時間で23日午前4時から開始される。
中田は昨夜の記者会見で、「相手も条件は一緒だから」と盛んに繰り返した。
とはいえ、GL2試合をどちらも15時(ドイツ時間)からしたのは日本とセルビア・モンテネグロ、トーゴの3カ国しかない。
間が6日あり、クロアチアに比べて休養時間が1日長かった日本だが、30度を越す酷暑の中で2試合をしたダメージは、相当残るだろう。
ブラジル戦はドイツ時間の21時からとはいえ、かなり厳しそうだ。
1986年メキシコ大会で、欧州の夜時間に合わせた炎天下で試合をした経験を持つジーコ。
テレビ至上主義の大会運営には若い頃から度々不満を漏らしていた。
今回のFIFA~日本サッカー協会~電通 には相当の不満が鬱積していると見た。
<追記>
英国BBC放送のサイトの中にジーコの怒りのコメントが出ている。
「うちがまた3時から試合をしなければならなかったことは、犯罪だ!」
"It's a crime that we had to play in this heat again," said the Brazilian.
"Our last game was at 3pm too but they want to do it that way for television. I guess business is business."
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Comments
全く同じ事を僕も書いちゃってました(笑)
やっぱり、、、ちょっとおかしいですよね。
Posted by: やぎ | June 19, 2006 04:47 PM