« 選手時代に東京オリンピックで対戦している川淵三郎会長とオシム監督 | Main | またも因果応報? トッティのPKでイタリア ヒディンク監督率いる豪州を下す »

June 26, 2006

重傷のオーウェンの補償金は6億5000万円

昨夜のW杯決勝T1回戦 イングランド対エクアドル

イングランドは後半15分、左サイド約25メートルの位置で得たFKを、ベッカムが直接決め、そのまま逃げ切った。ただ、得点はこのセットプレーだけ。カリックを守備的MFに入れ、ルーニーの1トップとした新布陣はロングボールこそ減ったものの、ルーニーが前線で孤立し、いい連係パスは数えるほど。成功とは言えなかった。(時事通信)

21日のイングランド対スウェーデンの試合でマイケル・オーウェン(ニューカッスル・ユナイテッド)が右膝の靭帯断裂の重傷を負った。
全治8ヶ月との報道もある。
そのためイングランドはルーニーの1トップで臨まざるを得なかった。

実は、筆者はサッカーの契約について誤解していたところがある。
選手が所属クラブを離れ、代表チームに参加する際は一種のレンタルであり、拘束する日数に応じて、協会はクラブ側に報酬を払っているものだと思っていた。

ところが、現在のルールでは、選手が代表に呼ばれてクラブを離れても、クラブは何の金銭的補償も受けないことになっている。
さらに、ケガや故障を起こしても協会に補償の義務はないというのだ。

代表の日程は「インターナショナルマッチデー」制度があり、クラブの試合と重複はしないことが大原則。
W杯やEUROも日程的に国内リーグとは重複しないので問題はないという考え方だ。

そこでオーウェンの話に戻るが、オーウェンは、昨年12月のニューカッスル対トッテナム・ホットスパー戦で骨折し、W杯への出場が危ぶまれた。
W杯には間に合ったものの、このスウェーデン戦のケガで、今度はプレミア復帰の目途が立っていない。

原則通りに行くのなら、ニューカッスルは試合に出られないオーウェンの給料をそのまま払わなければならないところだが、イングランドサッカー協会(FA)は、オーウェンの復帰までの報酬を肩代わりすることを発表した。
どうもFAでは、選手が代表で怪我をした場合、治療期間中の報酬をクラブに変わって支払うと決めているようだ。

AP通信によれば、肩代わりされるオーウェンの報酬は1週間で10万3000ポンド、約2200万円、本当に復帰まで8ヶ月かかるのなら、FAの補償総額は300万ポンド、6億5000万円を超えてくる。
オーウェンの推定される年棒は約11億円になる。ちなみに現在日本人選手最高年棒は中村俊輔(セルティック)の3億2000万円。

これに対してFIFAのブラッター会長は、W杯大会の保険を特例で適用する可能性があると明らかにしている。

クラブが保険をかけることと、代表チームに入った時は各国・地域協会が補償することを原則にしており、同会長は「この2つでカバーできない場合に基金を用意しており、本来はこうした重傷のためにあるものではないが、大会が終わるまでに決めたい」と話した。(共同通信)

とはいえ、大会直前の親善試合中国対フランスで骨折し、W杯を棒に振ったシセの例もある。
本大会でない試合の補償はどうするのか。
問題点は多々ある。


|

« 選手時代に東京オリンピックで対戦している川淵三郎会長とオシム監督 | Main | またも因果応報? トッティのPKでイタリア ヒディンク監督率いる豪州を下す »

Comments

The comments to this entry are closed.