モスクワも立候補断念
2012年の夏季五輪招致に失敗したモスクワは2016年夏季五輪の立候補を断念した。
市長ルシコフが先週の木曜日に発表している。
「現実を直視しなけれなばならない、我々には2016年夏季五輪は難しいだろう」と、ルシコフはロシアの通信社All Sportに語った。
2012年大会がロンドンに決定した以上、ヨーロッパの都市には2016年招致の可能性は低い。
2016年大会には、アメリカ合衆国、インド、日本とブラジルが関心を持ち、ヨーロッパからもイタリアに立候補の動きがある。さらに2012年大会招致に失敗したマドリードも再び立候補の準備をしている。
ルシコフ市長の、2016年立候補断念にはもうひとつの理由がある。
ロシア初の冬季五輪開催をめざすソチが2014年冬季五輪の正式立候補都市に選ばれているのだ。それを考えればモスクワの再立候補は2020年だ、市長は話す。
先月、IOCは2014年の冬季五輪の正式立候補都市にザルツブルグ(オーストリア)、平昌(韓国)と並んでロシアの黒海近郊の行楽地ソチを選んでおり、来年この中から2014年冬季五輪開催地が決定されることになっている。(参考:ロイター)
●2012年夏季五輪立候補都市のその後
ロンドン 開催都市決定
パリ ? 来年のラグビーW杯で頭がいっぱい
マドリード 2016年に意欲あり
ニューヨーク 2016年にアメリカは立候補しそうだが、ニューヨークにはメイン競技場がない
モスクワ ソチの2014年冬季五輪が決まったら2020年に再チャレンジ
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