ブレア英首相 サッカー英国代表チームを熱望
英国のブレア首相は6日、2012年に開催するロンドン五輪のサッカーでは、英国4協会による統一チームで参加すべきとの見解を明らかにした。首相は6日付のタイムズ紙に「われわれ自身の統一したチームを持てないとしたら、恥ずかしい」とした。国際オリンピック委員会(IOC)は1カ国から2つ以上のチームの参加は認めていない。(AP共同)
サッカーの母国英国。英国ではイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つのサッカー協会があることは周知の通りだ。
もともと、先住民族であるケルト系(スコットランド、ウェールズ、北アイルランド)の人々が、アングロサクソン系(イングランド)の人々に征服された歴史がある。
人口の80%以上といわれるイングランド人に対するケルト人の対抗意識は特にスポーツにおいて著しい。
世界最初に設立されたサッカー協会は、1863年創立のイングランド協会。
FIFA国際サッカー連盟の設立は1904年。
FIFAよりも40年以上も早い。
FAカップという名前からもわかるようにイングランドサッカー協会はThe Foootball Association、イングランドが入らないのもいわば当然なのだ。
1873年にはスコットランド協会が誕生。1876年にはウェールズ協会、1880年には北アイルランド協会がその後に続いた。
他の国でサッカー協会が組織されるようになるのは1890年代以降である。サッカーが世界的な広がりを持つようになった時点で英国4協会は既に何10年もの歴史を持っていたことになる。
英国4協会は「ホームネーションズ」(サッカーの発祥国)として、特別な地位が与えられている。
7人いるFIFA副会長のうち必ず1人は、現在もこの4協会から選ばれる。
ルールの変更などを検討する国際評議会(IFAB)は、FIFAとこの4協会で構成されている。
「英国だけに特権があるのは不公平だ」との声も確かに新興国を中心にあるもののFIFAのブラッター会長も4協会の特別な地位はそのまま残すとの考えを明らかにしている。
1908年のロンドン五輪、1912年のストックホルム五輪のサッカーでは英国代表(GreatBritain)として金メダルを獲得した英国。
1960年のローマ五輪時に結成された英国代表から実に46年間英国代表は結成されていない。
五輪ホスト国は、全ての団体競技の出場権を無条件で手にする。
2012年夏季五輪がロンドンに決定し1年、今回のブレア首相の発言で、52年ぶりの英国代表結成が現実的になった。
ロンドン五輪のサッカーがどういった範疇で開かれるか分からない。
仮にU-23とするとW杯ドイツ大会に登録されたイングランド代表選手の中にひとり該当者がいる。
そう、出場機会はなかったものの、エリクソン監督が大抜擢したテオ・ウォルコット17歳だ。
▼ラグビーには英国代表がある
ラグビーも英国が発祥地であり、4協会が存在する。
アイルランドだけはアイルランド共和国と北アイルランドの連合チームだ
サッカー同様 英国からは国際試合にイングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドと4チームが参加している。
ところが4年に一度ブリティッシュライオンズなる英国代表チーム(現実にはプラスアイルランド)が結成され、南半球遠征を敢行している。
●英国代表 五輪戦績
1948年ロンドン五輪
1次ラウンド
英国4-3オランダ
2次ラウンド
英国1-0フランス
準決勝
英国1-3ユーゴスラビア
3位決定戦
デンマーク5-3英国
1952年ヘルシンキ五輪
1次ラウンド
ルクセンブルグ5-3英国 1次ラウンド敗退
1956年メルボルン五輪
1次ラウンド
英国9-0タイ
2次ラウンド
英国1-6ブルガリア 2次ラウンド敗退
1960年ローマ五輪
英国3-4ブラジル
英国3-2台湾 グループリーグ敗退
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Comments
>五輪ホスト国は、全ての団体競技の出場権を無条件で手にする。
あれっ?
アテネ五輪で、ホッケーのギリシャ男子代表が出場権を得られなかったのでは?
IOCは認めているけど、ホッケー連盟が認めなかったて事かな?
Posted by: sawasawa | July 14, 2006 08:31 PM
SAWASAWA様
ホッケーの件は、ギリシャ側の都合による辞退ということだと思います。
あまりに弱く、五輪に相応しくない。
Posted by: 管理人 | July 18, 2006 01:12 PM
ギリシャは、ホッケー連盟の指示により、予選を戦ってますよ。
で、男子ホッケーは予選で負けた為、スポーツ裁判所(だっけ?)に訴えて、敗訴してます。
Posted by: sawasawa | July 18, 2006 08:48 PM
sawsawa様
ご指摘ありがとうございます。
記憶があいまいな部分もあるのですが、最終予選にすら出場できなくて提訴に至ったような気がします。
最終予選は出場国は、南アフリカ、オランダ、ニュージーランド、 マレーシア、ポーランド、英国、パキスタン、カナダ、スペイン、日本、インド、ベルギーのようです。
Posted by: 管理人 | July 19, 2006 10:31 AM
ギリシャの予選方法がわかりました。
ギリシャ代表は、男女共、最終予選参加国の内、
一番ランクが下の国(男子:キューバ、女子:ロシア)との対戦が課せられ、ベストof3の方式で試合を行い、もしギリシャが2勝した場合、ギリシャが五輪出場決定、2勝出来なかった場合は、ギリシャは五輪に出場出来ず、最終予選からの五輪出場国が1カ国増えるという方式でした。
男子は、キューバが辞退し、補欠国のカナダが代わってギリシャと対戦、カナダが2連勝して、ギリシャの敗退が決定しました。
女子は、ロシアとの対戦を辞退した為、その時点で敗退が確定しました。
ただ、男子の場合、対戦する筈のキューバが辞退したのだから、ギリシャの勝利で五輪出場権を得られるべきであるという理由(多分)により、CASに提訴しました。
で、結局提訴は認められませんでした。
英訳に自信がもてないので、若干実際とは異なる点はあるかもしれませんが、大体こんな感じだと思います。
Posted by: sawasawa | July 27, 2006 02:16 AM
sawasawa様
ご指摘ありがとうございます。
大変お手数おかけしました。
Posted by: 管理人 | July 27, 2006 09:54 AM