33対22 2016年夏季五輪国内立候補都市は東京都
速報!東京都と福岡市が立候補していた2016年夏季五輪国内候補都市は、JOC役員と競技団体による選定委員会の投票の結果 33-22で東京都に決まった。
東京都は1964年以来2度目の夏季五輪開催をめざす。
東京都の世界的な知名度と豊かな財政力を背景に、首都機能を生かした計画が評価された。
主会場や選手村などの用地が既に都の所有地となっており、土地取得の問題がないことが最大の勝因ではないか。
30日付の日刊スポーツの関連記事にこんなことが書いてある
(東京都・福岡市の)どちらが選ばれても、本選ではニューヨーク、パリなど有力都市と競わなければならず、五輪開催の道は険しい。
大丈夫かよ、日刊!
ニューヨークは早々に断念、パリも2012年がロンドンに決まった時点で立候補の意志なしとしているぞ。
そこで、これまでの招致活動について時系列でまとめてみた。
2006年2月8日 |
デンマークのコペンハーゲンで開催される2009年のIOC総会で2016年夏季五輪の開催地が決定されることが決まる。 |
2006年5月8-18日 |
USOCはヒューストン、フィラデルフィア、シカゴ、ロサンゼルス、サンフランシスコの5都市の市長と会い面談を実施。ニューヨークは断念。 |
2006年5月 |
ソチの2014年冬季五輪正式立候補都市決定に伴いモスクワの2016年立候補は取り下げ。 |
2006年7月26日 |
USOCは米国が2016年に立候補するならばシカゴ、ロサンゼルス、サンフランシスコの3都市から立候補することを決定。 |
2006年8月30日 |
JOCは東京都と 福岡市 |
2007年3月 |
USOCによる立候補の是非の最終決定がされる |
2009年10月 |
コペンハーゲンのIOC総会で投票、開催地決定 |
●2016年夏季五輪に名乗りを挙げた都市、国(正式立候補以外も含む)
ブエノスアイレス(アルゼンチン)
チリ
ドバイ(UAE)
ハンブルグ、ベルリン(ドイツ)
インド
福岡 東京(日本)
マドリッド(スペイン)
ローマ(イタリア)
モントレー(メキシコ)
モントリオール(カナダ)
ロッテルダム(オランダ)
ポルトガル
リオデジャネイロ(ブラジル)
テルアビブ(イスラエル)
バンコク(タイ)
シカゴ、ロサンゼルス、サンフランシスコ(米国)
とにかく2012年がロンドン開催なので欧州勢は及び腰になり、2016年立候補を最終的には断念するのではないだろうか。
ベルリン、ローマといえど難しいと判断するはずだ。
すると、北米、南米、あるいは南アジア、中近東、アフリカが有力になるはず。
JOCの判断は、当初2016年に立候補して、名前を売っておいて、2020年勝負だった、が、パリ、モスクワはじめ欧州の有力都市が2020年に立候補しそうなので、2016年勝負に切り替えた模様だ。
とはいえ、2014年冬季五輪有力候補の平昌の結果も大きく影響してくるところであり、道は険しい。
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