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August 29, 2006

海外メディア関心ゼロ 2016年夏季五輪招致 東京VS福岡

8月30日に2016年夏季五輪国内候補都市決まる。世間の関心は高くないようだが、海外のメディアの関心はさらに低い。
朝日新聞にこんな記事がある。

JOC30日の国内候補都市決定を世界にアピールしたいと、英文の取材案内を日本外国特派員協会の会員加盟社に送った。ただ、1社から内々の連絡があったものの、正式な取材申請はゼロ。約100万円をかけ、両都市のプレゼンテーションから決定後の記者会見などすべてに英語の同時通訳を用意したが、活躍の場があるかは不透明だ。

試しにGoogle Newsに英字で『 2016 Tokyo』 と入れてもヒットする記事は日本発の英文ニュースか、ゴールドマンサックスに関してだけだ。
そのゴールドマンサックスについては、

米国の投資銀行ゴールドマンサックスは、2016年夏の五輪招致に名乗りを挙げている福岡市に投資する準備をしている。同社は現在福岡市に五輪を主催する商業的な能力について忠告していて、自身の資金をゆだねる準備ができていると言っている。そしてこのプロジェクトが「かなり大きな収益」を払うと確信している。東京都は2016年の大会の日本の候補になろうとしている、そして、日本オリンピック委員会は東京都を福岡市より好んでいるというレポートもある。


といった内容だ。

JOCの評価報告書によると東京都は財政基盤がしっかりしているとされているが、福岡市については再開発に伴う用地取得の実現性に懸念ありとしている。
ゴールドマンサックスはこの点を補おうとしているらしい。

元々はフィナンシャルタイムズの記事らしいのだが、この件について日本ではほとんど報じられていない。
ということはアナウンス効果は低く、東京都有利といわれている状況を福岡市が逆転するだけの材料にはなり得ていない。
さらに、先日、福岡市職員が死傷事故を起こしてしまった。
地元での大掛かりなイベントも中止になった。

開催計画を見た競技団体関係者は福岡市の方が、よい計画であるとする人が多い。
さらに、石原都知事の常日頃の言動では、東京都が正式に立候補都市になっても、アジア票をまとめられないとみている人もいる。

国内候補地は8月30日、競技団体幹部とJOC役員55人による投票で決まる。

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