日本開催でも勝てない男子球技日本代表
バスケットボールの男子世界選手権第6日は24日、広島県立総合体育館など4会場で1次リーグ最終戦を行い、B組の日本は優勝候補のスペインに55-104で大敗し、通算1勝4敗の5位で大会を終え、4度目の挑戦で初の決勝トーナメント進出はならなかった。各組上位4チームのベスト16が出そろい、26日からさいたまスーパーアリーナで決勝トーナメントを争う。開催国枠で2大会ぶりに出場した日本は、パワーやスピード、技術などすべてで圧倒された。(共同通信)
2002年のアジア大会6位、今回の世界選手権の予選を兼ねた昨年9月のアジア選手権5位という実力からすればこの結果は妥当なところではないだろうか。
ホームということもあり場合によっては決勝トーナメント進出もあるとは思ったが、18点差をひっくり返されたニュージーランド戦がすべてだった。
1990年代以降に日本で開催された男子球技の世界選手権の結果をまとめてみた。
これ以外にも2001年に福岡市で世界水泳選手権が開催に伴い、水球の世界選手権も実際には開催されている。
1997年熊本市の世界ハンドボール開催に際し、日本代表はスウェーデンからオレ・オルソン氏を監督に招いた。1日6食体制であたり負けない身体作りをするなど独特の強化を図った。6カ国総当りの予選グループA組では勝たなければならないアルジェリア、サウジアラビアに順当に勝利し、決勝トーナメントに進出。B組1位のフランスとの対戦では一時5点差を付けてリードしたが、終盤追いつかれ22-21で惜敗した。
テレビ放送がNHKBS中心だったため、露出は低かったが、全試合で20万人の観客を集めた。
1998年の世界バレーボール選手権は男女とも日本開催だった。
ワールドカップバレーはフジテレビ、世界バレーはTBSがホスト局となっている。そのため日本が2次リーグ0勝7敗となった全試合がTBSでゴールデンタイムに放送された。
女子の大会とあわせ30万人の観客を集め、国際バレーボール連盟(FIVB)は興行的にも世界大会の日本開催に満足しているといわれている。
●1997年世界ハンドボール
開催地 熊本市ほか
参加 24か国
日本順位 16強 優勝 ロシア
勝った国 アルジェリア、サウジアラビア
負けた国 アイスランド、ユーゴスラビア(当時)、リトアニア
テレビ放送 NHKBS NHK地上波は3試合
●1998年世界バレーボール
開催地 全国各地
参加 24か国
日本順位 15位 優勝 イタリア
勝った国 韓国、エジプト
負けた国 2次リーグ0勝7敗
テレビ放送 TBS 日本戦全10試合及び決勝
●1998年長野五輪 アイスホッケー
開催地 長野市ほか
参加 14か国
日本順位 13位 優勝 チェコ
勝った国 オーストリア13-14位決定戦
負けた国 ベラルーシ、ドイツ、フランス
テレビ放送 NHK、民放
開催国ということで、1980年以来の出場となり、最後の13位決定戦で待望の1勝を挙げた。
●2002年FIFA ワールドカップ
開催地 日本・韓国各地
参加 32か国
日本順位 16強 優勝 ブラジル
勝った国 ロシア、チュニジア、ベルギーは引き分け
負けた国 トルコ
テレビ放送 NHK、民放
●2006年世界バスケットボール
開催地 さいたま市ほか
参加 24か国
日本順位 B組5位
勝った国 パナマ
負けた国 ドイツ、アンゴラ、NZ、スペイン
テレビ放送 スカイパーフェクTV、TBS
日刊スポーツによると北京五輪予選には、田臥勇太を柱に、松島ウォルターブラウン、エリック・マッカーサー(ともに日本国籍)、を招集する構想もあるという。
●2006年世界バレーボール
開催地 全国各地
参加 24か国
テレビ放送 TBSが全面バックアップ
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