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September 25, 2006

女子バスケ 北京までの男子よりは短い道程

ブラジル・サンパウロを中心に開催されていた女子の世界バスケットボール選手権は、豪州が決勝でロシアに91-74で勝利。
世界バスケ初優勝を果たし、2008年の北京五輪出場権を獲得した。

その一方で、アジア代表として日本代表を差し置いて出場した3カ国は
中国が12位、韓国が13位、台湾が14位といずれも下位に低迷した。

北京五輪の女子バスケットボールは12カ国で争われる。
1988年のソウル五輪以来のアジア開催となり、中国が開催国としての出場が既に決まっているため、日本にとってやや門戸は広く感じる。
とはいえ、現在の日本のアジアでの実力は4位であり、ランキング上は難しい。

男子同様アテネ五輪までは、世界バスケでの順位によって、大陸ごとの割り当てが決まっていたのだが、北京五輪から出場12カ国の地域割りが変わった。

●北京五輪女子バスケット 出場国
開催国 中国
世界バスケ優勝国 豪州
アフリカ 1
アジア 1
オセアニア 1
(南北)アメリカ 1
欧州 1
世界予選 5

各大陸の代表は2007年に各地区で開催される大陸選手権で決定される。
アジア選手権は2007年6月に韓国での開催が決まっている。
そして大陸別選手権で勝ち残れなかった国が、世界予選を経て五輪出場を決めることになる。

世界予選への参加国は
アフリカ 2
アメリカ 3
アジア 2
欧州 4
オセアニア 1

あえて予想をするならば、アジア選手権は韓国が地元の利を生かして五輪出場権を獲得し、日本は台湾と世界予選に回る。
ここで12か国中5カ国に入れるかどうか。

逆に世界バスケで豪州が優勝し、ニュージーランドの北京五輪出場はほぼ決定だろう。
すると、世界予選にオセアニアから出場する国が辞退し、地域割りが変わってくる可能性もある。そうなると、高さ、パワーで劣る日本としては不利になる。

●2006 FIBA世界女子バスケットボール選手権
1.豪州
2.ロシア
3.アメリカ
4.ブラジル
5.フランス
6.リトアニア
7.チェコ
8.スペイン
9.アルゼンチン
10.カナダ
11.キューバ
12.中国
13.韓国
14.台湾
15.セネガル
16.ナイジェリア

●女子バスケット日本代表 五輪結果
1976年モントリオール五輪 5位入賞
1996年アトランタ五輪 7位入賞
2004年アテネ五輪 10位

●参考記事
世界女子バスケット選手権開幕 日本女子代表が出場しない理由
男子バスケ 北京までの遠い遠い道程

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