ロンドン五輪効果か?英国女子選手 体操で史上初の金メダル
イギリスのスポーツ選手というと誰を思い浮かべるだろうか。
サッカーのベッカム、オーウェン、あるいはラグビーのジョニー・ウィルキンソン。
現役ではないが2012年ロンドン五輪招致の顔だったセバスチャン・コーは陸上中距離の五輪金メダリストだ。最近なら女子マラソンのポーラ・ラドクリフもいる。
他にも王室のアン王女は76年モントリオール五輪馬術競技出場の経験を持ち、現在はイギリス五輪委員会の会長も務める。
その一方、バレーボールやハンドボール、レスリングなどはほとんど競技人口がない。
体操競技もイギリスは不毛であると思われていた。
ところが、デンマークのオーフスで開催されていた体操の世界選手権の種目別決勝女子段違い平行棒は前回3位のエリザベス・トウェドル(英国)が連覇を狙ったナスティア・リューキン(米国)を抑え金メダルを獲得した。
この金メダルは1903年に第一回大会の開かれた世界選手権、五輪を通じてイギリスに初めてもたらされた金メダルでありBBC放送もSuper Tweddle wins landmark gold とかhistoric goldと興奮気味に伝えている。
1908年のロンドン五輪の男子個人総合でWalter Tysaという選手が銀メダルを、あるいはやはり地元開催の1993年のバーミンガムの世界選手権と1994年のブリスベーンの世界選手権でニール・トーマスが床運動で2回銀メダルを獲得しているものの、金メダルとなるとエリザベス・トウェドルが史上初となる。
1985年4月1日南アフリカのヨハネスブルグで生まれたトウェドルは現在21歳。
イングランドの北西部のチェシャーに移り、7才からリバプールのクラブで体操を始めた。
2001年に、最初のイギリス選手権大会に勝ち、彼女も、彼女のクラブチームも4連覇を果たす。
2002年のギリシャのパトラスのヨーロッパの選手権大会で段違い平行棒で銅メダルを獲得。
イギリス史上初の快挙であった。
翌2003年のアナハイムの世界選手権の段違い平行棒では、イギリス女子選手史上初の銅メダル、2006年のメルボルン大会でもこれに続き、2006年金メダルへと登りつめていく。
現在21歳のトウェドルは、北京五輪ではメダル候補だろうが、27歳になる6年後のロンドン五輪はどうだろうか?
トウェドルの存在が、たまたまなのか、それともロンドン五輪に向けての強化の結果であるのかはよく判らない。
実は、今大会の女子段違い平行棒では、日本の17歳の黒田真由が15.400点をマーク、2大会連続で4位となっている。
日本女子もイギリスには及ばないものの、この40年間メダルに届いていない。
最後に日本女子体操がメダルを獲ったのは、1966年のドルトムントの世界選手権で団体3位、池田敬子氏の個人総合2位、段違い平行棒2位、三栗多仁子氏の段違い平行棒3位である。
この年は東京五輪から2年後、五輪のための強化の効果がまだ十分に残っていた頃だ。(PHOTO:BBC)
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Comments
そういえば引退しましたがアニカ・リーダーという選手もいましたね。YouTubeなんかで見ましたよ。彼女の名前のついた難度技もあるそうですね。トェッドル選手がロンドン五輪までがんばるかどうかはわかりませんね。かつては米国のジョンソンや最近はドイツのチュソビチーナ、フランスのセべりノのような20歳代の選手もいます。オランダのハルメスやヴァン・ド・ルールも20歳こしてもがんばってますね。
Posted by: ツシマ | May 06, 2008 12:09 AM
トェッドルは、北京はもちろんですが、2009年にロンドンで世界体操選手権があるので、ここまでは頑張りたいと言っています。
Posted by: 管理人 | May 08, 2008 10:41 AM
テッドル選手に注目してくれていたこのブログには感心しました。イギリス選手の金メダルは珍しいですから。フェラーリ選手やテッドル選手には北京でもっと活躍してほしかったんですが・・・。ピークは越えたか、調子が悪かったということですね。テッドルは肋骨負傷でかわいそうでした。
Posted by: ツシマ | August 25, 2008 09:11 PM
段違い平行棒で金メダルを獲った何可欣の年齢不正疑惑が再び持ち上がりました。
中国のことだから、うやむやにしそうですが、かなり高い確率で誤魔化していると思います。
公正にやっていれば、テッドルも銅メダルだったのに…。
Posted by: 管理人 | August 26, 2008 11:34 AM