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November 14, 2006

2016年夏季五輪招致 サンフランシスコ断念 

2016年夏季五輪招致を目指していた米国のサンフランシスコが13日、メイン競技場建設の見通しが立たなくなったとして、招致活動断念を決めた。同市の撤退で、米国の候補都市はロサンゼルスとシカゴに絞られた。
サンフランシスコは開、閉会式などで使用するメイン競技場に、プロフットボール、NFLの49ersの新しい本拠地を見込んでいたが、49ersはこのほど、新スタジアム建設の市内建設計画を打ち切り、郊外のサンタクララ移転を表明した。(AP共同)

ロンドンでの開催の決定した2012年大会にニューヨークが落選したのも、メイン競技場となる施設の財政的裏づけがないと厳しい評価がなされていたためだ。

ニューヨーク市の計画は、大リーグニューヨークメッツの新設が決まっているスタジアムを利用するというもの。
2012年五輪では収容人数8万人に拡張し、その後4万5000人規模に再縮小するというものだった。
ところが、ニューヨーク州の下院がスタジアム建設に州予算を使う案を否決。そのためIOC委員の同意を得られなかった。

サンフランシスコも49ersの本拠地がサンタクララに移り、そこをメイン会場にするならば却下ということだ。
サンタクララといえばシリコンバレーの中心で景気が良いのだろう。サンフランシスコからなら約70キロ、メイン競技場としては遠すぎる。
世界一コンパクトな東京五輪にはかないっこない。

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