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November 21, 2006

バレーボールの選手ってプロですか? 

よく質問を受けるのだが、日本人のほとんどのバレーボールの選手はプロではない。
世界バレー出場の全日本女子12名の内、プロ契約しているのは竹下佳江ただ一人。
全日本男子の12名の内、プロ契約しているのは山本隆弘と越川優の2名に過ぎない。
しかももともと所属していた会社(チーム)を一度退職し、改めてプロとして契約している。

●プロバレー選手
竹下佳江 (JT) 2004年5月~
山本隆弘 (Panasonic) 2004年4月~
越川優 (サントリー) 2006年7月~

ほかにも数人いる。
北川祐介 (豊田合成) 将来指導者になるため会社勤務していた時間に大学に通い、選手としてはプロ契約を果たした。
加藤陽一 (JT) イタリアなど欧州のプロリーグで活躍し、帰国後JTと契約。

今年からプレミアリーグと名称を変えるVリーグは旧日本リーグの頃からアマチュアの実業団のリーグだ。
興行権は日本バレーボール協会JVAが持つ。
いわば、どれだけ会場が満員になってもその収入はJVAに入り、所属チームへの分配は余剰金が出た際に僅か出るに過ぎない。
チームを抱える企業は、年間数億円といわれるチームの運営経費を広告費や福利厚生の一環として処理している。

では、他の選手はどういった扱いになるのだろう。
大きく下記のように分けられる。

一般社員選手
男子の多くの選手は社員選手である。
全日本に選ばれているときはほとんど仕事をしないけれども、所属の部署があり、オフシーズンには仕事をし、引退後は通常の社業に戻る。終身雇用制の中でスポーツと社業を両立しようとするのが社員選手だ。
今季再びイタリアのセリエAに挑むことになった高橋みゆきは、NECの社員のまま派遣という形をとる。

嘱託契約社員
一方、近年の企業スポーツは福利厚生よりも広告の要素が強くなっている。そのため、男子の一部、女子の多くの選手には嘱託社員(契約社員)が増えている。
通常の社員とは異なり、バレーボールが仕事であり、多くは1年ごとの契約で、引退後の補償もない。
税金や保険は会社員として払ってはいるが、実質プロ、セミプロといってもいい。
こういった選手は欧米からはプロとして見られているようだ。

そして、特殊な例として男子の堺ブレイザーズ(堺BZ)、女子のシーガルズがある。これらはバレーボールが本業の特殊な会社だ。
新日鉄バレー部から新日鉄の子会社になった堺BZは、バレーボールクラブを運営する会社だ。
現在の全日本にも千葉進也、石島雄介、朝長孝介や植田監督も所属している。
親会社新日鉄からの補助もあるが、チーム名から企業名を外して地域密着を図り、独立採算体制を取るべく活動している。

プロ選手であろうが、契約選手であろうが、日本のプロ野球やMLB、NBA選手のような億単位の収入などはもちろんない。
全日本選手には日当がJVAから出ているが、国内なら1日2000円、海外なら3000円だそうだ。

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