来年の世界フィギュア 日本男子は3人
東京体育館で行われている世界フィギュアスケート選手権。
高橋大輔がフリーでトップの163・44点をマーク。合計237・95点で2位となり五輪、世界選手権を通じて日本男子初の銀メダルを獲得した。
では、問題。
スケート競技の世界選手権は毎年開かれていますが、来年はどこで開かれるでしょう。
こたえ Göteborg
たぶん読めないだろう。
英語でゴーセンバーグGothenburg、日本語ではイェーテボリと呼ばれている。
世界フィギュアでは出場した選手の順位をポイント化し、最大3枠を上限に翌年の同大会出場枠を決めている。
ポイントは1位1点、2位2点、3位3点と増えていき、16~24位が16点、フリーに進めないSP止まりが18点、予選落ち20点。出場する国・地域の選手2人(3人出場の場合は成績上位2人)の合計が13点以内なら3枠、14~28点なら2枠獲得できる。
昨日の結果、日本男子は2位高橋大輔、7位織田信成で合計9点、2008年イェーテボリで開催される世界フィギュアの男子枠3人を確保した。高橋、織田の出場はほぼ間違いないだろうが3人目には果たして誰が来るだろうか。
他の国の出場枠を見てみよう。
●東京世界フィギュア 男子最終順位
1.ブライアン・ジュベール FRA 順位がそのままポイントになる
2.高 橋 大 輔 JPN
3.ステファン・ランビエール SUI
4.トーマス・ベルナー CZE
5.エバン・ライザチェク USA
6.ジェフリー・バトル CAN
7.織 田 信 成 JPN
8.ジョニー・ウィアー USA
9.クリストファー・ベルンゾン SWE
10.セルゲイ・ダビドフ BLR
11.アルバン・プレオベール FRA
12.シュテファン・リンデマン GER
13.クリストファー・メイビー CAN
14.ヤニック・ポンセロ FRA
15.ライアン・ブラッドレイ USA
16.エマニュエル・サンデュ CAN 24位まで16点
17.カレル・ゼレンカ ITA
18.ジャマル・オスマン SUI
19.セルゲイ・ボロノフ RUS
20.アンドレイ・ルータイ RUS
21.ゴール・マシプラ SVK
22.グレゴール・ウルバス SLO
23.ジャーリャン・ウー CHN
24.アントン・コバレフスキ UKR
25位~42位 フリーに進めず 18点
トーマス・ベルナー一人しか出場しなかったチェコは4+20、クリストファー・ベルンゾンしか出場しなかったスウェーデンを9+20とすると次のようになる。
日本9 3人
フランス12 3人
アメリカ 13 3人
スイス 19 2人
カナダ 19 2人
チェコ 24 2人
スウェーデン 29 1人
ロシア 32 1人
中国 34 1人
以下省略
3人の出場権が獲れたのは日本、フランス、アメリカのみ。スイス、カナダ、チェコが2人、今大会プルシェンコの出場しなかったフィギュア大国ロシアは1人となった。
日本男子が3人枠獲れたのって初だろうか?
●オリンピックプラスの電子書籍 346円で発売中
冬季オリンピック 栄光と挫折の物語
The comments to this entry are closed.
Comments
ひとりしか参加してないのに予選落ちの20が加算されるって・・・聞いたことないですよ。
ひとりの場合は、2位以内なら3人、10位以内なら2人のはず。つまり。スウェーデンはチェコと同じ2人枠だと思いますよ。
確認してみてくださいね。
Posted by: 瞬 | September 24, 2007 07:52 PM
>こたえ Göteborg
>
>たぶん読めないだろう。
スウェーデン語のド素人にわかりやすいようにと習ったことには、gはyだと思って読め、ということです。それなら、ちょっと読める(笑)。ボルグはBorgで、ボリーの方が近い。Edbergのエドバーグは英語読みで、本当はエドベリ(ー)。
ソウル・オリンピックの時だったか、ハイジャンプの選手をショーベリーと読んでいるくせに、テニスの選手をエドバーグと読んでいたNHKのアナウンサーは、ほんとに見識がないと思いましたね。最後は両方とも、-bergという綴りなのに。
もっと言ってしまうと、映画監督のベルイマンと、女優のバーグマンは、綴りは共にBergmanで同じ。同国人なのにね(笑)。
ちなみに、国際線の飛行機に乗っていると、機内のテレビやスクリーンにどこを飛んでるか、地図が出ますよね。ANAでパリに行くときには、Göteborgは「ゴテボルグ」って出ます(笑)。
余計な口出し、失礼しました。
Posted by: でいのしん | September 24, 2007 10:44 PM
瞬様
ご指摘の通りです、ありがとうございました。
2005年の世界フィギュアの結果を見てきました。
本田武史、高橋大輔の2名が出場した日本は予選で本田が途中棄権し欠場扱いとなる。
高橋が2位以内ならトリノ五輪、06世界選手権で3人枠
10位以内なら2人枠が確保できた。
高橋はSPで8位だったが最終順位は15位。
よって両大会の日本人枠は1となった。
ということですね。
Posted by: 管理人 | September 25, 2007 10:22 AM
でいのしんさんは語学の造詣が深くておられますよね。
最近の読み方の苦労した外国人選手はノルウェーのジャンプ選手ヨケルソイです。
トリノ五輪のジャンプ団体で3位に入ったノルウェーチームは
Lars Bystøl,
Bjørn Einar Romøren,
Tommy Ingebrigtsen,
Roar Ljøkelsøy
だったのですが、日本語表記すると
ラーシュ・ビステル
ビョルンアイナル・ロメレン
トミー・インゲブリクトセン
ロアル・ヨケルソイ
になります。
ヨケルソイのLが落ちるのが馴染めなくて。
ほかにもノルウェーにはスピードスケートに
Ådne Søndrål
オドネ・センデロール
スキーには
Kjetil André Aamodt
チェーティル・アンドレ・オーモット
など読めない名前が多く苦労しました。
http://olympico.cocolog-nifty.com/olympic_plus/2006/02/kjetil_andr_aam_96fe.html
このあたりも見てください。
Posted by: 管理人 | September 25, 2007 10:56 AM
いや、語学の造詣などと言われると恥ずかしいです。
仕事柄、フランス語は使いますが。
北欧の選手はたしかに綴りと読みが意表を突かれることが多いですね(笑)。ヨケルソイ、わかるはずがありません。
もっとも朝鮮語も、李はLeeと綴るのに、「イ」ですよね。何ででしょう。
オーモット、なんでオーモットなんだろうな、って私も思ってました。昔、ノルディック複合で荻原健司と争っていた選手は、初めのころ、ルンドベルクと表記されていましたが、その後ルンベルクと言われてましたが、あれはドが落ちるのが正しいのですか?
私が有名選手で表記に疑問を持っているのは、一人はオッティで、Merlene Otteyなんですよね。ジャマイカ人でしょ。マリーン・オッティはおかしくないですか? メルレーネ・オッテイとかじゃないかなあ。
それと水泳百メートル自由形の世界記録保持者なんですが、テレビ朝日が世界水泳の中継を独占するようになってから、Pieter van den Hoogenbandだけど、ビーター・ファン・デン・ホーヘンバンドと言うようになってしまいました。オランダ語は詳しくはないのですが、ホラント州の綴りがHollandということから類推すれば、少なくとも語尾のdは無声音だろうから、ホーヘンバントだろうし、Pieterはオランダ人なのに「ピーター」とは何事?(笑)と思っていました。ピーテルかピエテルだろうなあ、と思って、いまWikipediaを見たら、名前の方はピーテルで、苗字はホーグヘンバントが近いと書いてありました。vanのところはオランダ式にファンと読んでいるんだから、もう少し、テレビも見識を持ってもらいたいですよね。
Posted by: でいのしん | September 29, 2007 11:37 PM