年収2億5000万円の浅田真央もインターハイに出るのだろうか
高校野球の特待生制度が問題となっている。スポーツ特待をして奨学金を支給することが学生野球憲章に抵触するというのだ。
野球以外のスポーツでは特待生制度は認められており、それ自体はアマチュア規定に違反しているわけではない。
というものの、今春早稲田大学に進学した福原愛が高校生のとき、インターハイ出場の是非が問題になったことがある。
インターハイを主催する全国高校体育連の競技者規定では、プロ活動は禁止事項になっている。インターハイの競技者規定は肖像権の広告使用や企業からの金銭的支援などを禁止、プロ的活動をする福原は規定に触れていた。
しかし、高体連は福原の全国的人気や、出場による大会競技レベルの向上、さらにプロとアマの境界線があいまいになったスポーツ界の現状を考慮して県予選からの参加や、ユニホームにスポンサー名を入れないなどを条件に特例を認めた。
福原以外には、安藤美姫もインターハイ出場経験(高1)がある。
現在高校1年生で16歳の浅田真央は果たしてインターハイ出場は可能だろうか。
福原愛、安藤実姫(今年度は辞退だが)ともにJOCのシンボルアスリートであり、CMに出演してもその出演料の多くは他選手の選手強化費に当てられ、そのまま懐に入るのではない。
自身の収入は1000万~2000万といわれている。
一方、浅田真央は現在5社とCM契約中だ。
NEC・VALUESTAR (契約終了?)
コカ・コーラ・大豆ノススメ
王子製紙・ネピア
オリンパス・μ
伊藤ハム
Nestlé エアロボックス
その契約金は推定1社5000万円といわれているので合計ざっと2億5000万円。
フィギュアスケートは莫大な費用がかかり、コーチ料、プログラム、海外の生活費など今年1年で浅田が競技生活に要した費用は約4,000万円といわれているが、それでも2億以上の黒字となる。
(実際には世界フィギュア、グランプリ、年間ランキング等ISUからの賞金も随分ある。)
19年度の冬の高校総体は山梨県。
高体連は高校生プロの登場に伴って競技者規定の見直しも図っている。
が、世界を目指す浅田サイドにとってインターハイは魅力的な大会ではない。
果たして浅田真央がインターハイに登場することはあるのだろうか。
●オリンピックプラスの電子書籍 346円で発売中
冬季オリンピック 栄光と挫折の物語
The comments to this entry are closed.
Comments
真央ちゃんが日本の高校生の大会に出場しなくてもいいのですが、年収7-10億円くらいはあげてもいいのではないでしょうか。彼女は、スケートがうまいとか、広告代理店的な面から見ての価値だけでなく、それ以上のものがあると思います。
私たち、おじさんがつまらない仕事をして年収5,000万円くらいもらえるなら、彼女はもっと価値があると思います。沢山のお金を彼女にあげて、真央ちゃんが将来、博愛主義的になるのか、それとも自分のために使うのか、私たちは見守って、それを元に日本は違う方向に進んでいくのでしょう。
渡部さんでも、伊藤さんでも、佐藤さんでも、八木沼さんでも、そこまではいっていないわけですから。。。水泳の岩崎さんもそうですね。
日本は、女性の地位向上ということにむかってやってきたわけですが、こういったスポーツあがりの女性達は芸能/経済的には成功したと思うのですが、人間として成功したかどうかということになると、???ですね。なので、これから、こういった生き方をしている女性の生き様を見て参考にすることによって、新しく若い女性が心も体も健康な素晴らしい女性に育っていくと思います。
Posted by: test | May 09, 2007 12:32 PM
インターハイってコカコーラグループ(アクエリアス)が大スポンサーなんですよ。
コカコーラは真央選手のスポンサーでもあるし、コカコーラサイドがどう出るかですね。
バンクーバーを見据えればインターハイは不要なんですが、オジサンたちに振り回されるんでしょうか。
Posted by: 管理人 | May 09, 2007 02:36 PM