世界ノルディック黒字 世界バレー赤字 世界バスケ大赤字
昨年から今年にかけて、幾つかの競技の世界選手権が日本で開催されたが、収支が出揃ったようだ。
札幌市の世界ノルディック(2月22日から3月4日)は、日本勢の成績も然ることながら、観客数は92600人と目標の半分にも届かず、入場券販売収入が当初目標より1億5900万円不足、大幅な赤字が予想されていた。
ところが①国際スキー連盟からスイスフランで支払われた分配金が円安で当初の予定額より多くなった②海外メディアなどの放送施設使用料収入が予想より多かった③大会開催中に天候に恵まれ、悪天候による大会延期の事態に備えた予備費を使わずに済んだ-ため、予想を上回る収入増。入場券販売収入の不足分を上回り、8120万円の黒字となった。
円安様々である。
昨年11月に日本各地で開催された世界バレーは、9000万円の赤字となった。
入場料収入が大会前に見込んだ16億円の半分約8億8000万円しかなかったためだ。
ところが、放送権を持つTBSが経費負担に協力するなどして赤字額が圧縮されたらしい。
日本の試合は観客も多かったが、日本戦以外がだめだった。
中高生を対象に通常の入場料よりも安価で動員をかけた試合もあってこの結果だ。
日本でやる国際試合が多すぎ。
「目新しくなくなったのも原因の1つ」協会幹部も認めている。
8月に開催された世界バスケットボール。
赤字がなんと13億円に上り、執行部の責任問題が浮上。
2006年度補正予算案審議の場として開かれた評議委員会において、反執行部の評議員は協会幹部の背任容疑による刑事告訴に踏み切っている。
元々の世界バスケの予算規模は24億円。入場料で14億円、自治体負担で7億円、スポンサーで1億円を見込んでいたが、参加国数が当初の16から24に増加し、さいたま市の単独開催からグループラウンドを行うために札幌市など4都市を追加した。これにより運営資金難の可能性を指摘されていたにも関わらず、個人・チームの登録料の値上げでそれを賄おうとし、大反発を受けた。
大会の検証も不十分であり、協会幹部への不信感が元凶だ。
テレビ局も協力しなすぎだった。
バスケのウラで早稲田実業-駒大苫小牧やってて完敗だった。
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