アジア初の9秒台はアフリカ人
ヨルダンの首都アンマンで開催中の陸上のアジア選手権、男子100mでサミュエル・フランシス(カタール)が、アジア選手として初めて10秒を切る9.99のアジア新記録で優勝した。
従来の記録は、伊東浩司氏が1998年バンコクアジア大会準決勝で出した10.00だった。
20歳のサミュエル・フランシスはナイジェリア出身の黒人選手。
カタールはサッカーだけでなく、陸上競技にもかなりのアフリカ出身の世界的な選手を抱えている。
アジア記録は破られたが、伊東氏の10.00はアフリカ系の選手以外としては世界歴代2位の記録となる。
アフリカ系以外の100mの最高タイムは、オセアニア記録を持つオーストラリアのパトリック・ジョンソンの9.93。
ジョンソンは、オーストラリアの先住民アボリジニの母親、アイルランド系白人の父親を持つ。
アボリジニは黒人系だとする学者もいるようだが・・・。
大学生だった26歳から陸上を始めたという選手だが、自己ベストの9.93は2003年5月6日に水戸で出した9.93。
このときに2位になったのは末続慎吾で10.03。
末続の自己ベストであり、日本歴代3位、日本国内最高記録でもある。
●男子100m日本歴代10傑
1.10秒00 伊東浩司 1998年12月13日
2.10秒02 朝原宣治 2001年7月13日
3.10秒03 末續慎吾 2003年5月5日
4.10秒11 川畑伸吾 2000年9月2日
5.10秒13 田島宣弘 2002年5月6日
6.10秒19 窪田慎 1998年10月4日
7.10秒20 井上悟 1991年5月17日
7.10秒20 小島茂之 2000年7月2日
9.10秒21 安井章泰 2000年6月24日
9.10秒21 土江寛裕 2004年6月6日
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