女子バレーの視聴率が悪い
先週TBS系で中継された女子バレーボールワールドグランプリのテレビ視聴率が思わしくない。
8月3日 日本vsカザフスタン13.1%
8月4日 日本vsドミニカ共和国11.0%
8月5日 日本vsキューバ13.7%
松田聖子と藤井隆がサポーターを勤めているのが話題のひとつだが伸び悩んでいる。
この大会はTBSとフジテレビが交代で中継し、昨年はフジテレビが担当した。
8月18-20日とほぼ同時期の放送で対キューバ15.2%、対韓国19.1%、対ブラジル17.0%と、今年を上回る高視聴率を獲った。
バレーボール中継はもともとTBSよりもフジテレビのほうが視聴率が高くなる傾向にあったが、それにしても今年のTBSのはあまりよくない。
今年の2月、2006年に日本で開催された(中継はTBS)世界バレーの入場料収入が当初の見込みの16億円を大きく下回り、9億円程度にとどまる見込みを明らかになった際に、 バレーボール協会の山岸専務理事は、国際試合が目新しくなくなったのも原因の1つとその要因を分析した。
W杯、世界バレー、ワールドグランドチャンピオンズカップ、ワールドグランプリ・・・世界大会が乱立し、しかも日本でばかり開催され、コアなファンですらソッポを向きつつある。
協会もこの状況はわかっているらしい。それでもやっぱり繰り返す。
もうひとつ、サッカーのドイツW杯での惨敗を契機に、あらゆる競技を含めて「日本代表」ブランドの旬が過ぎたということ。
テレビ局も広告代理店も馬鹿みたいに陳腐な代表戦、国際戦を量産することに視聴者は飽き出している。
国威発揚にスポーツを使う時代ではとっくにないということだ。
テレビ局もスポーツ団体も協調して行かないとほんとにスポーツそのものの芽を摘むことになりかねない。
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