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August 24, 2007

世界陸上大阪大会あす開幕 男子マラソンから

世界陸上大阪大会が男子マラソンから始まる。
世界陸上2連覇中だったジャウアド・ガリブ(モロッコ)が欠場したので混戦か。
ケニア生まれでカタールに国籍を変更、ドーハアジア大会優勝のムバラク・ハッサン・シャミを本命とする。タイムは2時間13~14分くらいだろうか。
ケニア代表でJFEに所属するラバン・カギカも面白い存在だ。

とにかく大阪は東京よりも暑い。
午前7時のスタート時点でも28度くらいにはなっているだろう。

マラソン選手にとって最も過酷だったのはどの五輪あるいは世界陸上だろうか。
マラソンはロード競技であり、トラック競技とは性格を少々異にしている。道路や環境の状況によって条件が違いすぎるためだ。
そのため、競歩とともに世界新記録という言い方をせずに「世界最高記録」といっている。
マラソンは男女とも近年、大幅に世界記録が更新されているが、40年前の東京五輪の優勝タイムと比較してみても意外と記録の相違はない。
1983年に始まった世界陸上選手権の優勝タイムを合わせて比較してみると、優勝タイムの最も悪かったのは68年メキシコ五輪の2時間20分台。
メキシコシティは海抜2240㍍の高地であり、空気抵抗が少ないため、陸上の短距離や跳躍で高記録が続出した。
一方、空気が薄いため長距離は苦しかったようだ。
エチオピアのマモーに続いて君原健二さんが2位に入ったが、タイムは2時間23分台。
マモーから3分以上離されていたことになる。
君原さんの走り方は首を振り、いかにも苦しそうに走るのだが、このときは一層苦しそうに見えた。

ついで注目は2つの東京のタイム。
1964年10月10日に開幕した東京五輪のマラソンは、すばらしい条件下で、アベベ・ビキラがローマ大会に続いて史上初の連覇を達成。世界最高記録のおまけもついた。
一方、91年の東京世界陸上。
優勝タイムは2時間14分台。
高地のメキシコを除いて、ここ40年間の五輪、世界陸上で最もタイムが悪い。
夏のマラソンとしては陸上史に残る過酷なレースである。

●五輪のマラソン優勝タイムの変遷(男子)

1964東京

2時間12112

アベベ・ビキラ

エチオピア

1968メキシコ

2時間20264

マモー・ウォルデ

エチオピア

1972ミュンヘン

2時間12198

フランク・ショーター

アメリカ

1976モントリオール

2時間0955

ワイデマール・チェルピンスキー

東独

1980モスクワ

2時間1103

ワイデマール・チェルピンスキー

東独

1984ロサンゼルス

2時間0921

カルロス・ロペス

ポルトガル

1988ソウル

2時間1032

ボルディン

イタリア

1992バルセロナ

2時間1323

ファン・ヨンジュ

韓国

1996アトランタ

2時間1236

チュグワネ

南アフリカ

2000シドニー

2時間1011

アベラ

エチオピア

2004アテネ

2時間1055

ステファノ・バルディニ

イタリア

●世界陸上マラソン優勝タイムの変遷(男子)

1983ヘルシンキ

2時間1003

R・デ・キャステラ

豪州

1987ローマ

2時間1148

D・ワキウリ

ケニア

1991東京

2時間1457

谷口浩美

日本

1993シュツットガルト

2時間1357

M・プラティス

アメリカ

1995イエテボリ

2時間1141

M・フィス

スペイン

1997アテネ

2時間1316

アント・アベル

スペイン

1999セビリア

2時間1336

アント・アベル

スペイン

2001エドモントン

2時間122

G・アベラ

エチオピア

2003パリ

2時間0831

ガリブ

モロッコ

2005ヘルシンキ

2時間1010

ガリブ 

モロッコ

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