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September 28, 2007

シカゴは東京をこう見ている 2016年夏季五輪招致

東京も名乗りを挙げている2016年夏季五輪について、本命とされているシカゴはライバル都市をどう見ているか。
シカゴトリビューンから拾ってみた。

立候補都市が出揃った9月13日の段階でのオッズを
シカゴ 1.75倍
東京 3.5倍
リオデジャネイロ 4.5倍
マドリード 16倍

と東京を2位とした。
東京の強みはコンパクトで効率的なことだとし、新たに建設する施設が少なく、公共交通機関が充実していることも挙げた。半面、08年の北京五輪から間もないことと季節的に蒸し暑いことが弱みだと指摘した。

一方、シカゴは会場や選手村が都心部にあることや市長のリーダーシップの強さなどがプラス評価となる一方、イラク戦争を原因とする米国に対する世界的な反感がブッシュ政権交代後も続きそうなことなどがマイナス点だとしている。

9月27日付けのシカゴ招致委委員会会長パトリック・ライアン氏のリオデジャネイロと東京の評価はこうだ。

リオデジャネイロ
我々は、今年開催されたパンナム大会を視察した。彼らは本当に良い仕事をした。そしてリオは美しい都市だ。オリンピックが南アメリカでこれまで開催されていなかったので、同情票も集まるだろう。南アメリカはいつかオリンピックを主催すべきだ。我々もそれに同意する、ただそれが2016年以降であることに。

東京
東京は1964年のオリンピックを主催した。彼らには基盤、インフラがあり、そして十分な意志もある。実は、彼らは東京を近代化するために2回目の東京五輪を使いたいと考えている。
日本の政府は公私にわたって企業とのしがらみが多い、だからそれは簡単ではない。

東京が東京五輪を機に再開発したいことは十分知られている。
だが、利権を持つ人や企業が複雑に絡み合い、上手くいかないのではないかと言っているようだ。

リオデジャネイロは今年のパンナム大会と世界柔道が成功したことで大分評価が高くなったようだ。
問題は治安と2014年に開催されるサッカーW杯との兼ね合いで経済的に耐えられるかどうかどうかだろう。

●2016年夏季五輪立候補都市
東京(日本)
シカゴ(米国)
リオデジャネイロ(ブラジル)
マドリード(スペイン)
プラハ(チェコ)
バクー(アゼルバイジャン)
ドーハ(カタール)

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