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October 10, 2007

マリオン・ジョーンズの消えるメダル 残るメダル

禁止薬物の使用を認め、現役引退を表明したマリオン・ジョーンズはシドニー五輪で獲得した5個のメダルを米国オリンピック委員会(USOC)に返還した。
5個の内訳は金メダルが100m、200m、1600mリレー。
銅メダルが走り幅跳び、400mリレー。

マリオン・ジョーンズの抹消される記録は2000年9月以降ということだから、これ以前の記録は残り、以降の記録は抹消、メダルは剥奪ということになるようだ。

ところが、残ることになる97年、99年の世界陸上の記録と、抹消されることになった記録と比べてみても大きな相違はない。
2000年以前からドーピング違反だったと見るべきか、クスリは記録に大きく影響していないとみるべきか・・・。

それにしても米国陸上界の薬物汚染は相当深刻だ。
シドニー五輪で3位に入った女子400リレーの4人の内、今回のジョーンズで失格者はなんと3人目だ。
1走 クリスティ・ゲインズ 2005年6月に2年間の出場停止
2走 トーリ・エドワーズ 2004年8月に2年間の出場停止
3走 ナンシーン・ペリー
4走 マリオン・ジョーンズ 2007年10月に2年間の出場停止

●五輪・世界陸上のマリオン・ジョーンズの消えるメダル 残るメダル

メダル

大 会

種 目

記 録

金→失格

2000シドニー五輪

100m

10.75

金→失格

同上

200m

21.84

金→失格

同上

4x400mリレー

3:22.62 

銅→失格

同上

4x100mリレー

42.20 

銅→失格

同上

走り幅跳び

6.92

1997アテネ世界陸上

100m

10.70

同上

4x100mリレー

41.47

1999セビリア世界陸上

100m

10.83

同上

走り幅跳び

6.83

金→失格

2001エドモントン世界陸上

200 m

22.39

銀→失格

同上

100 m

10.85 

金→失格

同上

4x100 mリレー

41.71

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