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October 02, 2007

訃報 アル・オーター氏 オリンピック4連覇

訃報:アル・オーター氏71歳=男子円盤投げ五輪4連覇

陸上の男子円盤投げで1956年のメルボルン五輪から4連覇を達成したアル・オーター氏(米国)が1日、心不全のため死去した。71歳だった。同氏の夫人によると高血圧と心臓病に苦しんでいたという。

身長193センチで一時は体重が136キロもあった巨漢の同氏は、いずれの大会でも五輪記録を更新した。五輪の陸上での同一種目4連覇は同氏と男子走り幅跳びのカール・ルイス氏(米国)の2人だけ。(共同)


陸上競技史上5本の指に入る大選手です。
ご冥福をお祈りします。

●参考記事
オリンピック4連覇から抜粋

最後にアルフレッド・オーター。
陸上円盤投げでメルボルン、ローマ、東京、メキシコで4連覇を果たした後、幼かった娘二人と一緒にいてやりたいといって引退。
娘も大きくなり、2大会ブランクの後モスクワ五輪にカンバックしようとした。
1980年の全米陸上では2位に入り、幻のモスクワ代表にも選ばれた。
ロサンゼルス五輪の開会式で五輪旗を掲げた一人だったと記憶している。

1980年に創刊されたNUMBER誌にボイコット騒動の渦中のオーターのインタビュー記事が出ていた。
黙々と練習する中「(カーター)大統領は間違っていない」と語っていたのを今なお思い出す。

円盤投げやハンマー投げは、築き上げた技術という財産が長く維持できる種目なのだろう。
それにしても、メルボルン(1956年)から24年後に、その水準を保ったというのは、奇跡的である。

●円盤投げ アル・オーター
1956年メルボルン大会
金 56.36m
 
1960年ローマ大会
金 59.18m

1964年東京大会
金 61.00m

1968年メキシコ大会
金 63.78m


○円盤投げの世界記録
ユルゲン・シュルト 74m08 東ドイツ=当時 1986年6月6日

日本記録
川崎清貴 60m22 1979年4月22日

ちなみに男子の円盤は2キロの重さがある。

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