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November 21, 2007

競技として成立し損ねる可能性のあった東洋の魔女

フジテレビと国際バレーボール連盟の関係が話題になっているが、こうした話は叩けば結構ある。

1964年の東京五輪で"東洋の魔女"と呼ばれた全日本女子チームが、宿敵ソ連を3対0でくだし、初代金メダリストになったことは多くの人が知っていると思う。
日本対ソ連のバレーボール決勝戦の視聴率はW杯サッカーを凌ぐ歴代1位の66.8%で、NHK・民放合わせると85%に達したとも言われている。

東洋の魔女の金メダルにはこんな裏話がある。
東京五輪開幕間近になり、北朝鮮の大会ボイコットが決まった。
当初、女子バレーに出場を予定していた北朝鮮の不参加により、「6ヶ国出場」という正式種目の規定が満たせなくなった。
すると東京五輪組織委員会は韓国に100万円を送り、急遽出場をお願いした。
当時、バレーボールは東京五輪に限って正式種目として実施することになっており、日本女子が金メダルを獲れる唯一の種目を何としても実施したかったのだ。
実は、東京五輪以前に日本の女子選手が獲得した金メダルは1936年ベルリン五輪200m平泳ぎの前畑秀子さんが唯一であり、地元開催で2個目の金メダルが欲しかったのだ。
そして急遽来日し、準備不足だった韓国バレーチームは全敗している。

当時 女子の球技は、世界的にみても、バレーボール以外もほとんど普及していなかった。
バスケットボール、ハンドボールも女子は実施されておらず、ホッケー、サッカー、水球の女子の採用はほんの最近なのだ。

●東京五輪女子バレー
1.日本
2.ソビエト
3.ポーランド
4.ルーマニア
5.アメリカ
6.韓国

●球技の五輪初実施大会
サッカー男子     1900年
サッカー女子     1996年
水球男子       1900年
水球女子       2000年
バスケットボール男子 1904年
バスケットボール女子 1976年
ホッケー男子     1908年
ホッケー女子     1980年
ハンドボール男子   1936年
ハンドボール女子   1976年
バレーボール男子  1964年
バレーボール女子  1964年
野球          1992年
ソフトボール      1996年

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Comments

恥ずかしながら、東京オリンピックがオリンピックにおけるバレーボールの初実施大会であることを今まで知らずにいました。
ありがとうございます。

いつだったかNumber誌で「世界で最も普及している球技は?」というコラムの中に
「世界チャンピオンが最も複数の国で誕生している球技なので」という観点に立って
「バレーボール」
「バスケットボール」
の2競技を選んでいたのですが、今思うとえらくピンぼけした内容だったんですね。

Posted by: やぎ | November 28, 2007 at 03:03 PM

各競技の国際連盟の加盟国数を比べると

サッカー208カ国
バレーボール219カ国
バスケット219カ国

でバレーもバスケもサッカーを上回るのですよ。
普及という点では間違っていないと思います。
同じ室内球技のハンドボールは159カ国ですし。

 

Posted by: 管理人 | November 29, 2007 at 11:05 AM

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