女子のハンドボールも疑惑の五輪予選
12月2日から16日までフランスで世界女子ハンドボール選手権大会が開催されていた。
優勝はロシア、2位がノルウェー、3位ドイツという結果だった。
アジアから出場した韓国は6位、カザフスタン18位、日本19位、中国21位(参加24カ国)。
これが実力がほぼ反映された順位とする。
この3ヶ月前北京五輪アジア予選がカザフスタンのアルマトイであった。日本、韓国、カザフスタンの直接対決の結果は下記のようになる。
8月25日(土)
日 本 30 (13-14, 17-15) 29 韓 国
8月27日(月)
日 本 22 (15-14, 7-14) 28 カザフスタン
8月29日(水)
韓 国 32 (15-15, 17-16) 31 カザフスタン
●最終順位
1位 カザフスタン(2勝1敗) 五輪出場権獲得
2位 韓国(2勝1敗) 世界最終予選出場権獲得
3位 日本(2勝1敗) この時点で世界最終予選出場権獲得はしていない
4位 カタール(3敗)
カザフスタン、韓国、日本は2勝1敗(勝ち点4)で並んだが、3チーム間の試合における得失点差により、順位が確定。
「中東の笛」ではないがカザフスタンを五輪に行かせるためのシナリオがあったと見る。
カザフスタンは、実力アジア1の韓国にたとえ負けたとしても優勝しなければならない。
そのためには、韓国が日本に負けてくれると好都合。
日本対韓国は、日本有利に笛が吹かれ、日本勝利。
日本がカザフスタンに勝ってしまうと、カザフスタンは優勝できない。
日本対カザフスタンは、カザフスタンに有利に笛が吹かれた。
日本は7人の退場を出す大荒れの試合の末敗退。
韓国対カザフスタンは、カザフスタン有利の笛が吹かれても、得失点差を見ながらぎりぎりのところで韓国が辛勝。
カザフスタン北京五輪権獲得。
そしてこの大会 カザフスタンは一切の映像撮影を認めなかった。
アジアのスポーツ界では、残念ながらまだまだこうしたことが普通に行われているようだ。
国際ハンドボール連盟は、女子は「お咎めなし」とするかと思っていた。
この際膿は出しておこうとの判断か。
日本に有利すぎるバレーボールも、いつの日か誰かにしっぺ返しされそうで心配だ(笑)。
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