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December 21, 2007

国際ハンドボール連盟の会長は再試合反対?

中日新聞に、北京五輪予選を再試合と決めた国際ハンドボール連盟の理事会に出席した 日本ハンドボール協会の渡辺佳英会長のコメントが出ている。

再試合を求める動議が出されると、2人のクウェート理事が「他にも(不可解判定の)試合はある」「オレたちは金を持っているんだぞ」と激高した内幕も暴露。
結局、採決の結果は男子が賛成11、反対3、棄権1で、女子は賛成8、反対5、棄権2。男子の再試合に反対したのはクウェートの2人とエジプトの1人だったという。(中日新聞)

IHF国際ハンドボール連盟の理事会のメンバーは以下の17名だ。
採決に参加したのは15名とあるので、当日欠席があったものと思われる。
日本協会の渡辺佳英会長は大崎電気の社長を務めるビジネスマンだが、IHFの会長はなんとエジプト人。その名もハッサン・ムスタファ氏。典型的なイスラムの名前だ。クウェートの役員と通じていたのだろう。
エジプト人の役員は1人であるため、会長は再試合に反対したことになる。
そして「中東の笛」の元凶であるクウェートからは2人が名を連ねている。
わずか17人の理事会のメンバーにクウェートから2人。いかにも歪(いびつ)だ。恐らくはオイルマネーで確保したポジションだろう。

●IHF理事会メンバー
会長 Dr Hassan MOUSTAFA (エジプト)
アフリカ副会長 Christophe YAPO ACHY(国籍不明)
アジア副会長 Bader AL-THEYAB (クウェート)
欧州副会長 Tor LIAN(国籍不明)
パンナム副会長 Manoel Luiz OLIVEIRA (ブラジル)
オセアニア副会長 Vernon WINITANA (NZ)
Peter MÜHLEMATTER (スイス)
Miguel ROCA MAS (スペイン)
Alexander KOZHUKHOV (ロシア)
Christer AHL (米国)
Naser ABU MARZOUQ (クウェート)
François GNAMIAN (アイボリーコースト)
Carin NILSSON GREEN (スウェーデン)
Mansourou AREMOU (ベナン)
渡辺佳英(日本)
Jean BRIHAULT (フランス)
Mario Garcia DE LA TORRE (メキシコ)

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